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学位論文

以下の学位論文のうち、博士論文は文学部2号館図書室に所蔵されています。閲覧を御希望の方は文学部2号館図書室にお申し込みください。修士論文、および卒業論文は、原則として当スラヴ語スラヴ文学研究室にて閲覧可能です。詳細はこちらにお問い合わせください。

博士論文は基本的に、東京大学の博士論文データベースで論文要旨を読むことができます。

博士論文
修士論文
卒業論文
提出年度 氏名 論文題目 要旨 種別
1991 金田一眞澄 ロシア語における「歴史的現在」
1992 小倉千津子 『デヴゲニイの事績』―ギリシア語、ロシア語写本の比較研究によるアーキタイプ再建の試み
1992 清水道子 チェーホフの短編小説における創作方法―語り・視点・プロット
1992 崔建永 アナトーリイ・キム研究
1992 三谷惠子 ロシア語における名詞句の構造と機能の研究―発話のなかの名詞句の"不定・定・照応"
1993 大月晶子 フェートの抒情詩に見る生・死・時間―『夕べの火』を中心に―
1993 木村敦夫 チェーホフ劇におけるコミュニケーションの問題
1993 斎藤則子 ブィリーナにおける「鳥」―ポエチカ分析の試み
1993 藤田智子 ロシア文学におけるスカースの系譜
1994 三浦清美 14・15世紀ノヴゴロド・プスコフ地方における異端残滓と正教会
1995 岩本和久 脆弱な<<私>>の肖像―オレーシャの作品にみる自己愛と同一化
1995 裴大華 アンドレイ・ベールイの『ペテルブルグ』における無意識的物語言説
1999 前田和泉 マリーナ・ツヴェターエワの詩学―境界線を越える声―
2000 斉藤毅 O.マンデリシュターム『Tristia』論―「故国的なもの」と「異国的なもの」
2001 三好俊介 エヴゲーニー・バラトゥインスキー―対話の詩学―
2001 臼山利信 中等教育における英語以外の外国語教育に関する調査研究―ロシア語教育を中心として
2002 熊野谷葉子 北ロシア農村のチャストゥーシカ―演劇性の観点からみた特徴づけと分類
2002 楯岡求美 メイエルホリド演出におけるグロテスクの手法について
2003 久野康彦 革命前のロシアの大衆小説―探偵小説、オカルト小説、女性小説
2004 渡邊克義 ポーランド人の姓名―ポーランド固有名詞学序説
2005 寒河江光徳 コンスタンチン・バリモントの前期作品における「抒情的『私』」の研究―間テクスト性という観点から―
2005 金春和 Horace in Eighteenth Century Russian Poetry(18世紀ロシア詩におけるホラティウス)
2005 金子百合子 ロシア語・日本語のアスペクト意味体系における開始性
2005 毛利公美 境界を見つめる目―ナボコフのロシア語作品をめぐって
2005 鴻野わか菜 アンドレイ・ベールイの『モスクワ』
2005 栗原成郎 ロシア俚諺語法の研究 論文博士
2006 大野斉子 N.V.ゴーゴリの異本論―840年代から1910年代におけるゴーゴリ作品の受容の分析
2006 小椋彩 「書く人」の肖像−アレクセイ・レーミゾフの文字の王国
2006 小林銀河 ドストエフスキーにおける«личность»と«индивидуальность»の用法
2006 中澤佳陽子 フセヴォロド・イヴァーノフの『クレムリン』と『ウ』―「新しい人間」についての2つの小説
2007 古賀義顕 現代ロシア語学のための基礎的記述法の研究
2007 菱川邦俊 現代ブルガリア語動詞における文法カテゴリーの研究―「相」の文法カテゴリーを中心として
2008 平松潤奈 寸断されたテクスト―『静かなドン』とソヴィエト文学体制の成立―
2008 乗松亨平 <現実>の条件―ロシア・リアリズム文学の成立と植民地表象
2008 覚張シルビア レフ・トルストイの作品における意識の境界状態の心理描写
2009 三好(竹内)恵子 廃墟の詩学―ブロツキイの作品における古典古代モチーフと現代性―
2009 田中まさき レオーノフ『泥棒』の研究
2009 石川達夫 チェコ民族再生運動研究 論文博士
2010 伊藤友計 革命と詩人 帝政末期からソヴェト初期の文芸論争とВ.パステルナーク
2010 平野恵美子 バレエ《火の鳥》の起源:20世紀初頭ロシア文化と帝室劇場
2011 野町素己 スラヴ諸語における所有文―その構造と派生的構文の比較・類型論的研究―
2012 中野幸男 記憶と表象 シニャフスキー/テルツにおける地下文学・収容所・亡命
2012 服部文昭 ロシア語史研究における『アルハンゲリスク福音書』の意義――文章語(живая речь)の萌芽ならびに日用語の資料として―― 論文博士
2013 安達大輔 痕跡を生き直す:ゴーゴリの記号システムにおける反省の諸問題
2013 小松祐子 チャイコーフスキイのオペラ≪マゼーパ≫研究―プーシキンの叙事詩『ポルタヴァ』とオペラの美学―
2014 番場俊 ドストエフスキーと小説の問い 論文博士
2017 梶山祐治 ボリス・パステルナーク『ドクトル・ジヴァゴ』におけるモチーフの構造研究
2017 小宮路子 オレーシャ『羨望』草稿研究
2019 奈倉有里 アレクサンドル・ブローク 批評と詩学――焼身から世界の火災へ――
2019 金沢友緒 近代ロシア文学形成期における啓蒙と「感傷」 : О.П.コゾダヴレフの手法をめぐって
提出年度 氏名 論文題目
1975 長谷見一雄 ベールイの『ペテルブルグ』における比喩
1975 淵上克司 レーミゾフ「十字架姉妹」について
1976 岡崎忠彦 レールモントフの散文とその周辺
1976 金沢美知子 ドストエフスキイの作品世界とその構造―初期作品の意義についての考察
1976 佐々洋子 アンナ・アフマートヴァ:『主人公のいない物語詩』
1976 松橋薫 レールモントフの創作における主題と表現
1976 李貴卿 ロシア語構文《y X(есть)Y》について
1977 鴻英良 ブロークとイタリア詩集
1977 鈴木淳一 「白痴」について―ドストエフスキーにおけるイエスとムイシュキン―
1977 松岡恒子 「曠野」におけるチェホフの創作手法―その発生と継承
1977 望月哲男 「罪と罰」試論、生の意味の探求をめぐって
1977 米原万里 ネクラーソフの抒情詩における作者
1978 服部文昭 現代ロシア語における格の用法の研究―述語の造格
1978 沼野充義 ユーリイ・オレーシャの創作技法
1979 木島道夫 ロシア語動詞意味論序説―「格」と意味特徴による記述を中心として
1979 板倉千鶴 ロシア・ユダヤ系作家論序論
1979 鈴木喜久男 ロシア象徴主義成立史序説
1980 石川達夫 レフ・トルストイにおける「文明と自然」の問題
1980 西中村浩 エヴゲニー・ザミャーチンとネオリアリズム
1981 秋元里予 M・ブルガーコフ研究―形象と思想
1981 荘鴻美 余計者の系譜―ツルゲーネフの《ルージン》を中心に
1982 斉藤陽一 1840年代のツルゲーネフ―「ロマン」への道
1982 孫明坤 現代ロシア語における人称構文―無人称構文の対応関係についての考察
1982 三谷恵子 <Domostroj>の言語―コンシン所蔵写本による言語的特徴の研究
1983 福田千津子 スラヴに於けるアレクサンドロス伝説の研究―エフロシニ写本を中心にして
1984 野田和人 40年代ー60年代諸作におけるドストエフスキイの類型学―夢想家と地下室タイプ
1985 有賀祐子 「里程標・Ⅰ」におけるツヴェターエワの表現手法
1985 西野常夫 ドストエフスキイにおける時間の研究―「罪と罰」を中心に
1985 柳田賢二 ロシア語における音節とその機能
1985 相沢直樹 ピサーレフのツルゲーネフ論
1986 木村敦夫 チェーホフ作劇法の発展―「主人公の消失」と日常的細部の登場
1987 金指久美子 『フェオドーシー伝』の言語の研究
1987 清水道子 チェーホフの語りと視点―『犬を連れた奥さん』を中心に
1987 法木綾子 ミハイル・ブルガーコフのジャンル意識―長編『白衛軍』と戯曲『トゥルビン家の日々』
1987 崔権永 Russian and Oriental Elements in Anatoly Kim's Prose
1987 藤田智子 ザミャーチンの初期短編小説の語りについて
1987 松本賢信 ドストエフスキイの『二重人格』における主題と構成―意識の二重性と「不愉快」の形象
1987 斉藤則子 《Повесть о Горе―Злочастии》の研究
1989 中村唯史 イサーク・パーベリ前期作品の分析―『オデッサ物語』『騎兵隊』論
1989 裴大華 アンドレイ・ベールイの小説『ペテルブルク』における幻想的世界と物語構造
1989 三浦清美 キエフ・ペチェルスキー修道院における物語の比較研究
1990 大月晶子 フェートにおける空と水
1990 甲斐公朗 ロシア語の格体系
1990 加藤敏 ロシア語動詞における最終接尾辞-sjaの機能の研究
1990 黒田龍之助 ネストル作『ボリースとグレープの殉教講話』の言語の研究
1990 長谷川章 ザミャーチンの中期作品における時空間―『われら』を中心に―
1991 岩本和久 オレーシャの作品における「独身」の問題
1991 菊池嘉人 M.ブルガーコフ研究―『マスチェルとマルガリータ』論―
1991 増田悟 ローザノフ研究―<<Уединенное>>と<<Опавшие листья>>
1991 柳町裕子 現代ロシア語における「定性」/「不定性」の表現について
1992 斉藤毅 O.マンデリシタームの創造におけるキリスト教芸術としての音楽
1992 鈴木玲子 『混沌の図式』―А.Блок『見世物小屋』の考察
1993 尾鼻敏美 オストローフスキイの『雷雨』について
1993 久野康彦 В.Ф.オドーエフスキイ『ロシアの夜』:ジャンル、構造、知的領域の問題
1993 前田和泉 マリーナ・ツヴェターエワの詩的世界―「山の詩」「終わりの詩」をめぐって―
1994 伊藤なおみ ジナイーダ・ニコラエヴナ・ギッピウス、人と作品―宗教詩の中のキリスト像―
1994 柿沼伸明 Расшифровка метафор в романе В.Набокова <<Дар>>(V.ナボコフの長編小説『賜物』のメタファー解読)
1994 竹田円 Ф.ソログープの『小悪魔』について
1994 三好俊介 バラトゥインスキーの作品世界における矛盾の構造とその変遷
1994 毛利公美 記憶の力と創造―ナボコフの創作理念の発展
1994 吉澤ひとみ ロシア語の動詞における「体のペア」と「意味のペア」
1995 李弼浣 『桜の園』論―主要人物分析及びテーマ考察
1995 熊野谷葉子 チャストゥーシカの構造分析―95年アルハンゲリスク州フォークロア調査結果より―
1995 坂上陽子 『ポリクーシカ』におけるトルストイの手法
1995 楯岡求美 メイエルホリド演出『森林』(1924年)について―演劇におけるアトラクションのモンタージュ―
1996 小椋彩 アレクセイ・レーミゾフ初期作品研究
1996 小林銀河 ドストエフスキーにおける「印象」の詩学
1996 新門佳陽子 ルンツ研究
1996 鴻野わか菜 『ペテルブルグ』研究―終末の羅針盤―
1996 今田和美 語られた物語—人称小説にみるペトルシェフスカヤの世界観と手法
1996 守屋愛 セルゲイ・ドヴラートフ作品研究―『わが家の人々』『鞄』
1997 柏原芳晴 ゴーゴリ―ジャンルの類型学
1997 金春和 A Structual Analysis of Kniazhnin's "The Braggart"Odd Fellows
1997 金玹英 ブロツキーの詩における<言語>
1997 寒河江光徳 バリモントの「我—自然」 <<Я—стихия>>―「太陽のように」「ただ愛のみ」を中心に
1997 田中まさき レオーノフ『泥棒』(第一版)研究―『泥棒』と第一版の存在
1997 菱川邦俊 ソフロニイ・ヴァラチャンスキの言語:「罪深きソフロニイの苦難と生涯」
1998 菅野開史朗 ラトビア語の伝聞法をめぐって
1998 吉永智影 人生、物語と<私>の誕生―ガイトー・ガズダーノフ 一人称小説の研究―
1998 伊藤友計 パステルナーク研究―散文作品を中心に―
1998 高橋さよ ドストエフスキー『おかしな男の夢』に関する考察
1998 鳥山祐介 デルジャーヴィン論―見ることと断絶―
1998 福安佳子 ロシア語における敬称表現の変遷―人称代名詞二人称単数と呼びかけ言葉―
1999 竹内恵子 ヨシフ・ブロツキーの作品における<遠心力>の詩学について
1999 横山陽子 イヴァン・キレエフスキーにおける「ロシアの原理」と「西欧の原理」
1999 大野斉子 出版界と読書の変容
1999 岡村麻子 1926年の手紙 ツヴェターエワ、パステルナーク、リルケ
1999 平野恵美子 バレエ・リュス研究
1999 平松潤奈 語りの生成―ナボコフの『賜物』を読む―
2000 大塚えりな カラムジンの小説―ロシア近代文学の夜明け―
2000 樫永真紀 アレクサンドル・グリーンの短編について―まなざしと空間―
2000 田尻貴夫 オストロミール福音書とアルハンゲリスク福音書1092年における名詞の生・対格の出現について―名詞句と動詞句との階層化試案―
2000 乗松享平 境界線上の「私」―ツルゲーネフ『猟人日記』と同時代の言説
2000 村松壮 探求する想像力―アンドレイ・プラトーノフ『チェベングール』を読む―
2001 北出大介 マリーナ・ツヴェターエワの作品に見るミューズ像―ポエマ「赤い馬」を中心に―
2001 和田幸一 アンドレイ・ベールイ『シンフォニー』研究
2001 安達大輔 カラムジンにおける共同体の閉域と開かれ-1780年代から1800年代にかけての諸論文を読む-
2001 野町素己 「所有性」と「共感性」の相関関係―ロシア語とスロヴェニア語の対照研究より―
2001 李東哲 ダニール・ハルムスの演劇、『エリザヴェータ・バーム』の構成原理について
2001 格根托 現代ロシア語名辞合成述語における主格と造格
2001 高瑩雪 『現代の英雄』における時間の構造
2002 尾松亮 ドストエフスキー作品における子供像とその思想的問題―児童心理・倫理・ユートピア―三つの観点による考察
2002 有泉和子 フヴォストフ・ダヴィドフ事件とゴロヴニン事件 その相互関係を日露両国の史料から考える
2002 覚張シルビア Поэтика времени в романе Л.Толстого «Анна Каренина»(トルストイ『アンナ・カレーニナ』における時間の詩学)
2002 中野幸男 アンドレイ・シニャフスキーと20世紀ソヴィエト
2003 河尾基 フレーブニコフの文体の「奇妙さ」
2003 恒吉華子 チェーホフ作品にみる女性たち―19世紀末ロシアにおける女性と社会の関わり―
2004 平松達一郎 ロモノーソフの詩における世界観
2004 呉楠 ドストエフスキーの初期作品におけるセンチメンタリズム
2004 Е.Гутова О русском переводе романа «Золотой храм»(三島由紀夫の『金閣寺』のロシア語訳について)
2005 寺田るい子 ニコライ・ザボロツキ-「狂気の狼」・「木-」-創作中期のザボロツキ-について-
2005 秋草俊一郎 ウラジーミル・ナボコフ『「エヴゲーニイ・オネーギン」翻訳と注釈』研究
2005 伊藤忍 さまよう自己−アンドレイ・ビートフ『アプチェカルスキー島』『飛び去るモナーホフ』研究
2005 近藤扶美子 ソログープ『創造される伝説』研究
2006 漆間顕正 В.Ф.オドーエフスキーにおける錬金術的表象について
2006 成清圭祐 ミハイル・ゾーシチェンコ研究―『取り戻された青春』・『空色の本』を中心に―
2006 亀田真澄 20世紀演劇に見る現前性の問題―ヴヴェジェンスキー『イワーノフ家のクリスマス』の一解釈―
2006 小松佑子 P.I.チャイコフスキーのオペラ『エフゲーニイ・オネーギン』の制作過程について―タチヤーナの形象と手紙を中心に―
2006 竹内まり子 トルストイの初期作品における自然観について
2007 古宮路子 オレーシャと1920年代末―1930年代初頭の文学―題材・描出・構成―
2008 梶山祐治 パステルナークのドラマトゥルギー―『盲目の美女』を中心に―
2009 中山佳奈 ゴンチャロフ作『オブローモフ』、その文体と構成から見た主題の分析
2009 世利彰規 ロシア語の枠組み変様とモダリティ
2010 池田正久 チェーホフとユダヤ人―『泥沼』を中心に―
2010 関岳彦 ブロツキー初期作品の研究
2010 奈倉有里 『ばかの学校』への道
2011 東和穂 変容する幼子―アンドレイ・ベールィ『コーチク・レターエフ』試論―
2011 金沢友緒 トゥルゲーネフ『ファウスト』にみる物語の方法―実験者と観察者の狭間で―
2011 中村秀隣 ドストエフスキーのリアリズムにおけるモデルの問題
2012 張忱 Incompatibility Between Polyphony and Heteroglossia: A Comarison of the Author-Hero Interrelations in Light of Prosaics(ポリフォニーと言語的多様性の相互矛盾――「日常性」に照らし出される作家・主人公の関係を中心に)
2012 宮島龍祐 ヨルダン・ラディーチコフ作『馬の思い出』の作品論
2013 田子卓子 ブーニンの小説『スホドール』の作品研究―「語り」による物語の多層性―
2013 徳弘康好 カザコフとその時代―晩年の作品における自己と他のテクストの相互関係―
2013 林由貴 ブーニン亡命前散文における旅人表象の解釈―ベルジャーエフの世界観を手掛かりに
2014 マフニョワ ウラジーミル・マヤコフスキーの長編詩『ズボンをはいた雲』の研究―その詩学と翻訳の問題―
2016 大久保圭 近代ロシア絵入り雑誌及び読者層の研究ー『ニーヴァ」と『ロージナ』の比較を中心にー
2016 大崎果歩 レフ・トルストイ『要約福音書』研究
2016 田中祐真 Энклитики в подкарпаторусинском языке -исследование по поведению энклитик на основании написанных текстов-(サブカルパチア・ルシン語における前接語ー記述されたテキストに基づく前接語の挙動に関する考察ー)
2018 銑川貴久 現代ポーランド語における所有完了の用法について
2019 横江智哉 〈余計物〉のユング心理学的分析の試み:トゥルゲーネフ『ルージン』を中心に
2020 齋藤友貴 レフ・トルストイ『戦争と平和』論──戦争体験の語りとその受容
2021 永田怜絵 ドストエフスキー作品へのアフェクト理論(情動論)の応用─『弱い心』、『ステパンチコヴォ村とその住人』を中心に─
2022 福島賢士 ユーリー・ノルシュテインとエドゥアルド・ナザーロフのアニメーション作品における自然描写の比較
2021 下村莉央 ヴァルラーム・シャラーモフの短編作品群『コルィマ物語』における自然観
2021 濱田玲央 ガルシン戦争作品群における人々の苦しみの分析
2022 清水真伍 ナスターシャ・フィリーポヴナの美の二重性─「世界をひっくり返す美」のダイナミズム─
2023 安井靖雄 ソルジェニーツィン『第一圏のなかで』について スターリンと外交官ヴォロディンの人物像形成を中心に
2023 木田貴久 アンドレイ・ベールイ『ペテルブルク』における都市空間についての分析 ードゥートキンの屋根裏部屋を中心にー
提出年度 氏名 論文題目
1973 松橋薫 レールモントフの抒情詩における戦いについて
1973 三枝裕明 ガルシンとその作品
1974 佐藤真理子 チェーホフの戯曲における「劇」と「緊張」
1974 中側保典 「貧しき人々」について
1975 野田和人 「貧しき人々」時代のドストエーフスキイと彼の先行者たち(プーシキン、ドストエーフスキイ)
1975 奥山英治 ゴーゴリの空想的世界
1975 秋田幸男 小説「コサック」について
1975 清野豊 ニコライ・ゴーゴリ(《ペテルブルグもの》に見るゴーゴリの方法と世界)
1979 小暮雅彦 チェーホフ―その小説について(「狩り場の悲劇」についての考察)
1979 小室信弘 「余計者」考(「ペチョーリン」「ルーヂン」「オブローモフ」を中心として)
1979 小野真樹 ドストエフスキー『悪霊』論
1979 岩尾謙次 ネクラーソフの市民詩
1979 本田博通 トルストイの宗教進化のプロセス―仏法的な視点から
1979 村山敦子 H. K. ミハイロフスキイの民衆観
1980 唐沢あい子 レールモントフ《現代の英雄》
1980 三谷恵子 現代ロシア語における不定詞の述語用法
1980 池田和彦 ドストエフスキーと美
1981 安達伸夫 プーシキンの小説作品について 「大尉の娘」論
1981 沖沢昌紀 十字架上の詩人、エセーニンをめぐって
1981 石川一洋 フェット論
1981 武隈喜一 ゴーゴリの初期作品、『ディカーニカ近郷夜話』におけるマスク(仮面)の構造
1982 横田運代 「バーバ・ヤガー」論
1982 成瀬悦子 現代ロシア語における一致定語および被定語の位置関係について―一致定語の叙述性を考える
1982 有賀祐子 プーシキンの詩における革新をめぐって
1982 西野常夫 ドストエフスキイの芸術一面
1982 岩澤聡 チェーホフの『決闘』について
1982 松下美智子 ラヴロフ「歴史書簡」
1982 相沢直樹 ピーサレフの文学論について―その構造と意味
1984 大木俊治 ショーロホフ論―「人間の運命」について
1985 藤田智子 ザミャーチンの《ナヴァドニェーニエ》について
1985 木村敦夫 チェーホフ劇の成立―『森の精』から『ヴァーニャ伯父さん』へ
1985 大久保富美子 作家としてのゴーリキィ―初期の作品から
1986 福地豊子 ロシア語動詞の完了体と不完了体について―Медный Всадник(青銅の騎士)を例として
1986 村田幹男 ドストエフスキーの「賭博者」に関する一考察
1986 松本賢信 『悪霊』論―ドストエフスキー文学における「悪」の諸相
1986 井上知美 レスコフ「魅せられた旅人」論―ある逃亡農奴の遍歴を通して矛盾・混沌・そして聖なるロシア
1986 小原志浦 ブルガーコフの戯曲世界『モリエール』『最後の日々(プーシキン)』における芸術と権力との葛藤、および芸術家の運命について
1987 川島秀一 チュッチェフ詩研究
1987 林勲 トルストイ論―「光あるうち光の中を歩め」におけるトルストイの思想について
1987 荻原弘毅 プーシキンとモーツァルトの毒殺説
1987 三浦清美 チェーホフの「名の日の祝い」をめぐって
1989 増田悟 『カラマーゾフの兄弟』論
1990 岩佐京子 アレクサンドル・プーシキン 『コーカサスの捕虜』について
1990 斉藤毅 Осип Мандельштамの『石』の初期詩編における「詩人」とその世界感覚
1990 鈴木健一 『ネフスキイ大通り』論
1991 尾鼻敏美 チェーホフの『桜の園』について
1991 片山博文 プーシキンにおける民衆観の変遷について
1991 渡邉円 <<Хозяйка>>に見られるドストエフスキイの独自性について
1992 釘宮明美 バフチン『作者と主人公』に於ける自他のカテゴリー―実存のパトスと美的パトス―
1993 乾浩明 『地下室の手記』について
1993 熊野野葉子 ブィリーナにおける語りと伝承のしくみ
1993 後藤正子 スタニスワフ・レムについて(中編小説『ソラリス』の独自の世界)
1993 小林銀河 ドストエフスキーの初期の作品における「意識」について
1993 坂上陽子 トルストイの『自伝三部作』について
1993 新門佳陽子 ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』における語りの研究
1993 瀬沼浩二 ロシア語動詞の接頭辞による意味の変化について
1993 藤井淳子 И.С.トゥルゲーネフ『猟人日記』について
1994 守屋愛 イサーク・バーベリ 連作『騎兵隊』より 短編『パン・アポレク』論
1994 小村剛二 ウラジーミル・ナボコフ『賜物』論
1995 寒河江光徳 『太陽のようになろう』におけるバリモント的自我の源泉―ニーチェ、ブーバーとの対比から―
1995 鷹橋毅 ロシアにおける売春に関する一考察
1995 細野恭平 ナショナリズムとソ連邦の崩壊
1995 三上洋一郎 Комедия Чехова (チェーホフの喜劇)
1996 篠原裕 ブーニンをめぐる詩学
1996 福井学 ジナイーダ・ニコラエヴナ・ギッピウス研究:「この世に無いもの」に関する一考察
1996 宮城島大輔 歴史的文脈におけるナーナイ詩人アンドレイ・パッサールの詩について
1996 沓掛俊哉 ロシア語の格の意味論的分析
1996 高橋さよ 『悪霊』における罪悪感の問題
1996 竹内恵子 ヨシフ・ブロツキーの作品における「空間」と「時間」について―「巡礼者たち」から「ケープ・コッドの子守歌」へ―
1996 横山陽子 初期スラヴ派 イヴァン・キレーエフスキーについて
1997 大塚えりな プーシキンにおける歴史の問題
1997 大野斉子 『カラマーゾフの兄弟』について―犯罪と都市のジャーナリズム
1997 金川純子 現代ロシア語口語のシンタクスより
1997 金子真紀 アレクサンドル・グリーン『真紅の帆』について
1997 関乃理枝 日露関係史におけるコミュニケーションと異文化体験―大黒屋光太夫とV.M.ゴロウニン
1998 小谷信子 Вокальный цикл <<ИЗ ЕВРЕЙСКОЙ НАРОДНОЙ ПОЭЗИИ>>—Идиш звук и Д. Шостакович—連作歌曲集<<ユダヤの民族詩より>>―ショスタコーヴィチとイディッシュの響き―
1998 乗松亨平 『悪霊』におけるスタヴローギン=謎=秘密の言説
1998 中井信晃 ダニイル=ハルムスの作品の検討
1999 安達大輔 З.А.ヴォルコンスカヤのサロン―文学のメディア研究へ―
1999 野町素己 ロシア語の不可譲渡所有表現
1999 奈良真志 トルストイ「復活」について
1999 有泉和子 日本のロシア語学の始まり―馬場真由とゴロヴニン―
2000 小林克嘉 「幼年時代」について
2000 伊藤知代 ナターリア・バランスカヤ「ありふれた一週間」をめぐって―文学と生活―
2000 小倉祥徳 『アンナ・カレーニナ』における「偶然性」と語り
2000 山崎陽一郎 ナボコフ『夢に生きる人』について
2000 山田欽一 ミハイル・ブルガーコフの幻想小説に関する考察―『巨匠とマルガリータ』を中心として
2001 岡本茂久 『幼年時代』についての考察
2001 村上真由 アンドレイ・タルコフスキー監督『鏡』を読む―父アルセニー・タルコフスキーの詩を中心に―
2002 濱幸美 ツルゲーネフ『父と子』の分析
2002 佐藤修 ロシア語の過去形について
2002 平松達一郎 ジュコーフスキーの世界―創造的な翻訳詩とは何か
2003 近藤扶美子 ソログープ前期作品研究
2003 佐々木陽子 ロシアの児童文学
2003 赤岩航 ロシア語とブルガリア語における体の用法の比較
2004 亀田真澄 物語による「場」の生成―ロシア幻想民話のテクスト分析
2004 山下琴美 ソロヴィヨフの哲学―『三つの邂逅』の笑いを中心に
2005 豆原啓介 バレエ作品『眠れる森の美女』―その歴史と美学
2005 古宮路子 『羨望』における語りの形態−幻想の在り処。『地下室の手記』との比較
2006 石田佳奈 ゴンチャロフ初期作品における語り―『ハッピーエラー』のテクスト分析―
2006 城戸武墾 『1831年6月11日に』に見るレールモントフのポエジア
2006 小澤裕之 解体の文学史―チェーホフ・ハルムス・ヴヴェジェンスキイ
2007 市川誠一郎 ロシア文学における両義的な狂気
2008 浜崎慎吾 チェーホフ「サハリン島」とその時代
2009 中村秀隣 『悪霊』におけるステパン・トロフィーモヴィチ・ヴェルホヴェンスキーの形象
2010 岡山恭子 「眠らない男」のユートピア
2010 北川梨紗 19世紀ロシアの都市 アンナ・カレーニナより
2010 宮島龍佑 ゴーゴリ『ネフスキイ大通り』の円環
2011 相木沙知子 レフ・トルストイ『イワンのばか』について
2011 帶刀嘉晃 バザーロフについて
2011 登坂直道 チェーホフ『サハリン島』第六章“エゴールの物語”に見る目的意識について
2012 田中智樹 D.ショスタコーヴィチ『日本の詩人の詩による6つのロマンス』 作品とその意義
2013 平松元 『キング・クィーン・ジャック』におけるナボコフの芸術的な手法について
2013 山中信彦 亡命作家エゴン・ホストフスキーの「ミステリ小説」の現代の視点からの再評価
2014 坂本秀輝 ドストエフスキー『貧しき人びと』の形式と小説としての「よそおい」
2016 阿部怜絵 『悪霊』におけるキリーロフの表象
2016 大山祐亮 印欧祖語における最終音節の共通スラヴ語に至るまでの通時的変化について
2016 銑川貴久 ポーランド語とカシューブ語の過去時制―所有完了の発達を中心にー
2016 真島亮吉 悪漢小説、教養小説として読む『わたしは英国王に給仕した』
2017 川崎智代 行為者としてのアレクセイ・カラマーゾフ:『カラマーゾフの兄弟』論
2017 古澤卓也 ニコライ・ベルジャーエフの歴史哲学 人間の自由と歴史の終末
2017 横江智哉 トゥルゲーネフ『ファウスト』を読む
2018 齋藤友貴 トルストイ『戦争と平和』におけるボロジノの戦い
2018 守山侑李 A.プラトーノフ『フロー』における女性の表象について
2019 杉林大毅 『レモネード・ジョー或いは、ホースオペラ(Limonádový Joe aneb Koňská opera)』の作品分析
2019 福島賢士 ソ連アニメーションにおける「子どもの孤独」―『ヴィンニ・プーフ』を中心に
2019 濱田玲央 『チェルカッシ』における海を中心とした自然描写の研究
2019 安井靖雄 『罪と罰』のスヴィドリガイロフについて
2020 阿佐遼平 カレリア共和国と『カレワラ』
2021 小宅夏瑞 イヴォ・アンドリッチ『ドリナの橋』における「永続性」と「忘却」
2021 木田貴久 ゴーゴリ作品におけるペテルブルク表象―「ネフスキイ大通り」を中心に―
2021 細川美波穂 『カラマーゾフの兄弟』イワンの無神論について
2023 鎌倉啓伍 書記言語の社会的意味:北イタリアのスロヴェニア語レジア方言を例に