文学部卒業生インタビュー
#015
金そよんさん
博報堂という広告会社でコピーライターをしています。外国人であることは、プラスなのかハンデなのかといえば、最初に挨拶するときなど「韓国語のほうがネイティブなんです」と言うと、「あ、そうなんですか!」というつかみにはなるし、韓国のクライアントさんの仕事をするときは、韓国語が話せるのでコミュニケーションがスムーズにできます。でも、本業であるコピーは日本語で勝負しなきゃいけない。だから私、しつこいと言われるくらい、コピーづくりについて考えています。でもそれは言葉がハンデだからというより広告のコピーづくりには正解なんてないからです。答えがないものをずっと探しつづけること、途方に暮れながらも、それでも何か答えがあるんじゃないかと探しつづけることを学部の2年間と大学院の2年間で学んだというか、学ばざるを得なかった、そういうトレーニングを研究室でさせてもらった気がします。
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#014徳田 雄人さん
「失敗しない」なんてもったいない
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#013想田 和宏さん
観察映画という生き方
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#012岡村 信悟さん
文学部で学んだ比較不可能な価値の共存
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#011石井 遊佳さん
根源的なものほど一見無用物
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#010濱口 竜介さん
やってみる。6割できたらいいと思う
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#009越前 敏弥さん
"翻訳"という仕事にめぐり合う
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#008畑中 計政さん
先生ってカッコいい
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#007佐藤 祐輔さん
ビジネスにとっていちばん大事なのは「正義」だと思うんです
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#006大澤 真幸さん
そして同じ問いに立ち返る
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#005羽喰 涼子さん
私は編集者の道を行く
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#004内田 樹さん
乱世にこそ文学部へ!
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#003佐治 ゆかりさん
自分がやりたいことをちゃんとやろう
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#002前田 恭二さん
人間のありようとして美を求める
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#001森下 佳子さん
野放し状態で「ものの見方を学ぶ」