#018 文 聖姫さん
マイノリティのわたしを生きる

私は1961年に日本で生まれた在日コリアンです。父が在日一世、母が在日二世なので、自分では二・五世ですと言っていますが、北朝鮮や韓国で暮らしたことはなく、完全に日本語ネイティブです。小学校から高校まで朝鮮学校に通い、青山学院大学経済学部経済学科(第二部)卒業後、1986年に朝鮮総聨の機関紙『朝鮮新報』の記者となり、主に韓国・北朝鮮関係の記事を担当しました。2002年9月17日、平壤での金正日・小泉純一郎氏による日朝首脳会談で日本人拉致を北朝鮮が認めたことは、それまでの北朝鮮の「拉致はしていない」という主張をそのまま記事にして伝えてきた私にとって衝撃でした。「拉致は捏造」と書いてきた記者として責任を痛感し、やめるしかないと考えるようになり、2006年に母の看病に専念することを理由に12月20日の45歳の誕生日に退職しました。

#017 大島 義史さん
自転車で未知の世界を走る
#016 和田 ありすさん
人文学、社会科学の研究を応援するために進んだ道
#015 金 そよんさん
答えがないなんて素晴らしい
#014 徳田 雄人さん
「失敗しない」なんてもったいない
#013 想田 和宏さん
観察映画という生き方
#012 岡村 信悟さん
文学部で学んだ比較不可能な価値の共存
#011 石井 遊佳さん
根源的なものほど一見無用物
#010 濱口 竜介さん
やってみる。6割できたらいいと思う
#009 越前 敏弥さん
"翻訳"という仕事にめぐり合う
#008 畑中 計政さん
先生ってカッコいい
#007 佐藤 祐輔さん
ビジネスにとっていちばん大事なのは「正義」だと思うんです
#006 大澤 真幸さん
そして同じ問いに立ち返る
#005 羽喰 涼子さん
私は編集者の道を行く
#004 内田 樹さん
乱世にこそ文学部へ!
#003 佐治 ゆかりさん
自分がやりたいことをちゃんとやろう
#002 前田 恭二さん
人間のありようとして美を求める
#001 森下 佳子さん
野放し状態で「ものの見方を学ぶ」