教員エッセイ 「私の選択」
2019年
- 可能世界、美的観点、人間原理……三浦 俊彦(美学芸術学)
「美学」をやりたいと早くから触れ回っていながら芸術史には興味がなかった私は、「美学」と「美術史」の研究室が分かれているという理由で東京大学を選び、美学芸術学専修課程に進みました。3年生の春から猛然と卒論の… >>more
- 隙間から隙間へ大宮 勘一郎(ドイツ語ドイツ文学)
少し時間を遡るだけで、ドイツ文学の「ど」でもなく、もっと遡れば文学の「ぶ」でもなく、さらに遡れば学の「が」ですらなかったのが、気がつけばいつの間にか「ドイツ文学」を専門に研究し、それどころか人に教える立場… >>more
- 始まりとしての「選択」村本 由紀子(社会心理学)
「選択をすることは、将来と向き合うことだ。一時間後、一年後、あるいはさらに先の世界を垣間見て、目にしたものを基に判断を下す。その意味で、私たちは誰もがアマチュア予言者である」。これは、選択に関する研究で知… >>more
- 遅れてきた臆病者の懺悔熊木 俊朗(北海文化研究常呂実習施設)
考古学者が内輪で使う、「考古ボーイ」という言葉がある。今では死語になりつつあるようだが、少年の頃から遺跡に足繁く通い、土器や石器などを集めることに熱中してきた人を指す。私より上の世代の考古学者にはこのよう… >>more