- 考古学,そして韓国朝鮮へ 早乙女雅博(韓国朝鮮文化研究) 私は現在、韓国朝鮮文化研究専攻に所属する教員です。今から12年前にできた新しい専攻で、学部を持たない大学院のみの独立専攻です。したがって、駒場から文学部に進学した学生が、本研究室に属するよ...
- 中学二年から進歩したか? 肥爪周二(国語学) 「私の選択」というお題を与えられた。国語学を専攻するという選択、就職をせずに大学院に進学するという選択、研究者として生きてゆくという人生の選択、等々、主に筆者の二十代の頃を振り返ることが期...
- 「考古ボーイ」の絶滅危惧種化を憂う 設楽博己(考古学) 考古ボーイという言葉をご存じだろうか。遺跡をうろついて、落ちている遺物を採集する趣味をもった男の子のことである。「ボーイ」の年齢の定義は定かでないが、小学生、せいぜい中学生であり、高校生に...
- 縁あってこの世界に-インド哲学仏教学- 蓑輪顕量(インド哲学仏教学) 私は千葉県の片田舎というか、山の中に生まれ育った。清澄山系の山奥で育ったのである。小学校は廃校になって久しいが、近くに東大農学部の演習林事務所があり、なぜか小学生の頃から東京大学の名前だけ...