- 「物書き」にもいろいろある 池田謙一(社会心理学) ほぼ四半世紀も前に文学部の社会心理学専修課程と大学院を出て、16年ほど前に舞い戻り、そのまま教師をしている。こう言ってしまえばいかにもあくびの出そうなキャリアである。進学ガイダンスにプラス...
- あなたがあなたになる場所 中地義和(フランス語フランス文学) 三十数年も前に駒場生であった自分について語ろうとすると、気恥ずかしさが先にたつ。人に語れるほど決然と、鮮やかな選択ができたわけではない。気の向かないものを除けていけば、いつしか、何となく、...
- ラクをするつもりが・・・ 秋山 聰(美術史学) 「なぜ美術史学を進学先として選んだのか」についての記憶をたぐってみると、「さしあたり研究する地域を定めなくて良いから」と「文献講読で苦しめられることはなさそうだから」という二つの理由を思い...
- 「神は細部に宿る」ともいう 柳橋博之(イスラム学) 教養学部1・2年生に向けて助言を与えるという趣旨で文学部の『進学ガイダンス2008』に掲載する原稿の依頼を受けた。「助言」というと助ける言葉ということになるわけだが,残念ながらそのような効...