- 日伊間の博士号ダブルディグリーの仕組みを創設する 土肥 秀行(南欧文学) 研究者としての自分のこれまでについて、大学院進学を考えている学部生のみなさん、そして研究を続けるかどうか迷っている博士課程を終える前、あるいは終えたが常勤のない方々を想定しつつ書いていきま...
- 読めば読むほど 佐藤 至子(国文学) 私は近世(江戸時代)の文学を研究している。主な研究対象の一つは十九世紀に江戸で出版された合巻(ごうかん)と呼ばれる小説である。合巻は、ほぼ全ての紙面に挿絵があり、紙面上に挿絵と文章が混在す...
- 考古学を選んだこと 根岸 洋(考古学) 私は2021年に人文社会系研究科・文学部の考古学研究室に着任した。母校に教員として戻ってきたことになるが、それまでの選択がどんなものであったのかを問われると、人に語ることができるほど立派な...
- 圧倒的な現実にコトバを与える 西村 明(宗教学宗教史学) 自分が文学部に進学して人文学、とりわけ宗教学をライフワークに選んだのはなぜだったのだろうか。2006年末に博論をベースに出版した単著(『戦後日本と戦争死者慰霊—シズメとフルイのダイナミズム...