年度計画(2009-2012年度)

2009(平成21)年度

 平成21年度は、まず第1回研究会を開催し、構成員内部での作業分担を確認すると同時に、当該年度の海外調査計画を決定し、同時に第2回研究会の日程と課題を設定する。第2回研究会の場では、本科研における研究目的の方針に沿って、研究代表者の発意と提案にもとづき、広域的比較研究のために共通の論理的枠組みの構築をめざして報告と討論をおこなう。同時に海外調査の結果を相互に報告しつつ、次年度から開始する国際ワークショップの準備を進める。

2010(平成22)年度

 平成22年度は、前年度の作業を継続するとともに、各研究分担者・連携研究者はそれぞれ本格的な専門研究を進展させ、海外での史料収集とその分析作業を進める。その成果を年2回の研究会の場で各人が中間報告する。また3人程度のヨーロッパ・中東諸国の研究者を招聘し、本研究組織メンバーと合同で第1回国際ワークショップを開催する。開催情報はホームページに公開し、幅広い参加者を募ることにより、本研究を通じた研究者交流の幅を拡大するように努める。

2011(平成23)年度

  平成23年度も、過去2年間の作業を継続し、年2回の研究会を実施するとともに、各研究分担者・連携研究者はそれぞれの専門研究を論文などの形で公表を開始する。また前年度と同じ形式で第2回国際ワークショップを開催し、国際共同研究の幅を一段と広げ、最終年度の国際シンポジウムを準備する。

2012(平成24)年度

 最終年度にあたる平成24年度最大の目標は、国際シンポジウムを成功に導くことにある。この国際シンポジウムには、日本史や中国史の研究者にも参加を要請し、学会組織との連携も視野に入れつつ、日本で開催するに相応しい視野の広がりを実現したい。さらに、この国際シンポジウム報告集を、適切な形で出版する計画も同時並行的に進め、4年間の研究成果を学界に定着させようと企図している。年度末には最後の研究会を開催して、国際シンポジウムおよび4年間の研究活動の成果について総括し、反省点を整理したうえで、将来の新しい研究計画について討論する。

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