国際シンポジウム(10/20-21)開催のお知らせ

国際シンポジウム「ヨーロッパ・地中海世界における諸宗教の相剋と融和」

下記の要領で国際シンポジウムを開催いたします。皆様のご来場をお待ちいたします。

主催:2009-2012年度科学研究費補助金・基盤研究(A)
「ヨーロッパ・地中海世界における異宗教・異宗派間の相剋と融和をめぐる比較史研究」
開催日時=2012年10月20日(土)・21日(日)09:00-18:30
開催場所=東京大学(駒場)18号館大ホール
     〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1 京王井の頭線・駒場東大前駅すぐ
使用言語=英語(通訳なし)

第1日(10月20日):「近世ヨーロッパにおけるカトリックとプロテスタント」

08:40-09:00 受付
09:00-09:20 開会の辞 深沢克己(東京大学)
09:20-10:20 ミリアム・エリアフ=フェルドン(テル=アヴィヴ大学)
  「プロテスタントとカトリックの間―宗教改革期における宗教的寛容の起源」
  同報告へのコメント 山本大丙(早稲田大学非常勤)
10:30-11:30 ベンジャミン・カプラン(ロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジ)
  「近世ヨーロッパの境界地域における異宗教の出会い
    ―オランダ領リンブルフの村落ファールスの事例から」
  同報告へのコメント 踊共二(武蔵大学)
11:40-12:40 ロバート・アームストロング(ダブリン大学トリニティ・カレッジ)
  「和平調停と宗教問題
    ―1640年代内乱期におけるアイルランド・イングランド間の和平交渉」
  同報告へのコメント 勝田俊輔(東京大学)
12:40-14:00 昼食休憩
14:00-15:00 西川杉子(東京大学)
  「郷に入れば郷に従え
    ―17世紀~18世紀初頭ヨーロッパ大陸におけるイングランド国教徒」
  同報告へのコメント 那須敬(国際基督教大学)
15:10-16:10 グレアム・マードック(ダブリン大学トリニティ・カレッジ)
  「隣人付き合いは垣根越しがいい?―近世サヴォイアにおける異端との共存」
  同報告へのコメント 踊共二(武蔵大学)
16:20-17:20 坂野正則(武蔵大学)
  「17世紀フランスの宗派間対話におけるポール=ロワヤル運動の触媒的役割」
  同報告へのコメント 深沢克己(東京大学)
17:30-18:30 ピエール=イヴ・ボルペール(ニース大学/フランス大学研究院)
  「学術的交友は宗派間の壁を超えて、エキュメニカルな対話を促進できるか?
    ―ブレッシャ司教・枢機卿クェリニとプロイセン在住フランス改革派教会牧師
    との往復書簡(18世紀)」
  同報告へのコメント 深沢克己(東京大学)
19:00-21:00 懇談会

第2日(10月21日):「地中海世界と西アジアにおける宗教的多元性」
09:00-10:00 加藤玄(日本女子大学)
  「中世末期ナバラ王国におけるユダヤ人」
  同報告へのコメント 宮武志郎(普連土学園)
10:10-11:10 千葉敏之(東京外国語大学)
  「帰還という改宗
    ―フェラーラ=フィレンツェ公会議(1438-39年)における教会合同」
  同報告へのコメント 藤崎衛(東京大学)
11:20-12:20 辻明日香(早稲田大学非常勤)
  「マムルーク朝期エジプトにおけるキリスト教徒の再改宗
    ―青いターバンを再び着用することの意義」
  同報告へのコメント 黒木英充(東京外国語大学)
12:20-13:30 昼食休憩
13:30-14:30 堀井優(同志社大学)
  「オスマン帝国期カイロの宗教的少数派と外来者」
  同報告へのコメント 宮武志郎(普連土学園)
14:40-15:40 齊藤寛海(信州大学)
  「近世ヴェネツィアの宗教政策」
  同報告へのコメント (未定)
15:50-16:50 イネッサ・マギリナ(ヴォルゴグラード在住)
  「サファヴィー朝ペルシア王シャー・アッバース大帝の宗教的姿勢
    ―同時代ヨーロッパ人の証言による」
  同報告へのコメント 宮野裕(岐阜聖徳学園大学)
17:00-18:00 レイ・ムアウワド(レバノン・アメリカ大学)
  「レバノン山地のドルーズ派とキリスト教徒―宗教的共生の稀有な事例」
  同報告へのコメント 黒木英充(東京外国語大学)
18:00-18:30 総括討論および結論

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