教 授  高木 和子  (国文学研究室)

所属
  • 【言語文化学科】日本語日本文学(国文学)専修課程
  • 【日本文化研究専攻】日本語日本文学専門分野

平安時代の仮名文学、特に『源氏物語』を研究している。『源氏物語』は、それ以前に成立した長編物語や歌物語の発想、『古今集』等に見られる和歌の発想などを基盤とし、日記文学・漢詩文・史実等をふんだんに取り込みながら制作されたとおぼしい。そのような『源氏物語』が生まれるに到る文学史的な動態を探ること、そして『源氏物語』そのものの構造や表現を分析することを研究課題としている。この課題は同時に、平安時代の人々の物の見方、思考や発想の形式がいかなるものであるかを探求することにも通じる。近年は、和歌の贈答の分析を通して、意思伝達の呼吸、他者の感情に対する理解の仕方などといった平安時代の人間関係の営みを、文献の理解を積み上げながら探求することにも関心を移している。著書に、『源氏物語の思考』(風間書房、2002年)、『女から詠む歌 源氏物語の贈答歌』(青簡舎、2008年)、『男読み 源氏物語』(朝日新書、2008年)、『コレクション日本歌人選 和泉式部』(笠間書院、2011年)、『平安文学でわかる恋の法則』(ちくまプリマー新書、2011年)がある。

詳細情報  2012-2013年度  2014-2015年度  2016-2017年度
研究室