教員エッセイ 「私の選択」

2015年

  • 見知らぬ「美学」を追い求めて小田部胤久(美学芸術学)進学先について真剣に考えた始めたのは、今からちょうど40年前の夏、高校生活も中盤にさしかかったときである。現在の駒場生に参考になりうるような事柄があるのか、甚だ心許ないが、記憶の糸を可能な限り正確にたぐること… >>more
  • 選択のし直し長島 弘明(国文学)本郷への進学に際し、確信をもって専攻の学科を選択できた人は、ごく少ないのではなかろうか。四十年ほど前の私も、多分、曖昧な選択で進路を決めた一人であったに違いない。何しろ、一年後には転科を願い出て、フランス文… >>more
  • 富士山弾丸登山は勧めません重藤 実(ドイツ語ドイツ文学)人は誰でも、やりたいことを多く持っている。実現できそうなものもあれば、実現のむずかしい夢もあるだろう。若ければ特にそうだろうが、年を取っても、やりたいことがなくなるわけではない。生きているということは、常に… >>more
  • 望むな、さらば与えなん柳原孝敦(現代文芸論)なりたいものになれたためしなどない。だからなりたいものにこだわらないことにする。それが私の人生のあらゆる選択を貫く態度だった。アスリートにもミュージシャンにもなれなかった。なれそうにないとの見込みはすぐにつ… >>more