1.略歴
1987年3月 | 京都大学文学部卒業(文学士) |
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1989年3月 | 京都大学大学院文学研究科修士課程(ドイツ語学・ドイツ文学専攻)修了(文学修士) |
1990年3月 | 京都大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学・ドイツ文学専攻)退学 |
1990年4月 | 神戸大学教養部助手 |
1991年10月 | 神戸大学教養部講師 |
1992年10月 | 神戸大学文学部講師 |
2000年10月 | 神戸大学文学部助教授 |
2000年4月 | 文部省在外研究員としてドイツベルリン自由大学に留学(2001年2月まで) |
2007年4月 | 東京大学大学院人文社会系研究科准教授 |
2.主な研究活動
a 専門分野
近代ドイツ語圏文学
b 研究課題
18世紀の文学・思想が研究の中心にある。もともと初期ロマン主義研究から出発し、ノヴァーリスを中心に仕事を進めてきた。とくに超越論哲学・自然科学との関係において初期ロマン主義が展開した独自の表現技法と、その背景にある言語・芸術観が興味の中心にあった。また、その問題意識を継承する20世紀の文学者・思想家の系譜も研究の対象となった。現在は、啓蒙期の文学・思想を、ロマン主義の前史という観点に限定されることなく研究している。また、18世紀以後、ドイツ語圏にあって、自然科学者であり、あるいは自然科学研究から出発しつつ、文学者であった人々―ハラー、リヒテンベルク、ノヴァーリス、アルニムから現代にいたるまで―の営みを<実験者の文学>という観点から跡付けるという作業を進めている。
c 主要業績
(1) 論文
「実験の<文学>―リヒテンベルクの場合―」、文化交流研究、2008.3
「二つの<回帰>―『芸術の哲学』における小説論をめぐって」、シェリング年報、第16号、80-84頁、2008.10
(2) 学会発表
「ヤコービの小説論」、中央大学ドイツ研究会、2009.3.21
(3)会議主催(チェア他)
「ドイツ文化ゼミナール」、実行委員、2008.3.23~2008.3.29
「ドイツ文化ゼミナール」、実行委員、2009.3.22~2009.3.28
3.主な社会活動
(1) 学会
「日本独文学会」学会誌編集委員、2009.4~
「日本シェリング協会」理事・「シェリング年報」編集委員長、2008.10~