教 授  齋藤 希史  (中国語中国文学研究室)

所属
  • 【言語文化学科】中国語中国文学専修課程
  • 【アジア文化研究専攻】中国語中国文学専門分野

中国古典詩文、とりわけ六朝から唐宋にかけての詩賦および文学論を研究の中核としつつ、近代に及ぶ東アジア全体の言語と文学にも領域を広げている。先秦以来の歴史をもつ伝統詩文は、それを記した漢字とともに東アジア全域に広く伝播し、日本も含め、重層的な文字世界を形成したが、近年の関心は、このような世界における“読み書きする主体”のありかたにも向かっている。『漢字世界の地平 私たちにとって文字とは何か』(新潮選書、2014)、『漢文脈と近代日本』(角川ソフィア文庫、2014)などでは、こうした観点から東アジアの文字や言説を分析し、『漢詩の扉』(角川選書、2013)では、唐詩の名篇を取り上げて、詩によって自らの生の輪郭をさだめた詩人たちの姿を描く。『漢文脈の近代 清末=明治の文学圏』(名古屋大学出版会、2005)でサントリー学芸賞、『漢文スタイル』(羽鳥書店、2010)でやまなし文学賞を受賞。

授業では学部生向けの「古典詩文概説」による中国文学史入門から、学部・院生共通の「漢魏六朝詩選読」「唐宋詩文選読」で、原文を正確に読み解く読解力を養う演習を行うなかで、工具書やデータベースに止まらず、漢籍に直接触れる機会を重視している。他方、大学院向けの「東アジア人文学の諸問題」ではより広く、多様な研究テーマの学生との討論を主体に講義を進めている。

詳細情報  2014-2015年度  2016-2017年度  2018-2019年度
研究室