教 授  柳原 孝敦  (現代文芸論研究室)

所属
  • 【言語文化学科】現代文芸論専修課程
  • 【欧米系文化研究専攻】現代文芸論専門分野

研究の中心はアルフォンソ・レイェス(メキシコ 1889-1959)、アレホ・カルペンティエール(1904-1980)というふたりの作家。ふたりはいずれも詩や小説といった文芸の分野には限らない多方面で活躍した知識人で、ヨーロッパと南北アメリカの間を往還し、大西洋の両側において確固たる存在感を示した人物だった。文学作品の分析だけでなく、このようなふたりの足跡を文化史的視点から位置づける試みも重要だと認識している。

一方で、ふたりの豊かな想像力は、私の発想の源にもなっている。著書『ラテンアメリカ主義のレトリック』(東京外国語大学に提出した博士論文を加筆・訂正したもの)はレイェスのエッセイについての解釈から出発してできた論考だ。私の初めての翻訳書カルペンティエール『春の祭典』からはいまだに多くの発想をもらっている。

翻訳では小説のみにとどまらず、キューバ関係(『チェ・ゲバラ革命日記』など)も多い。ロベルト・ボラーニョ『野生の探偵たち』(共訳)は近年最大の収穫だろうか。

詳細情報  2012-2013年度  2014-2015年度
研究室