本研究科教員の日本学術会議会員任命をめぐる問題について 2020年10月6日


 本研究科教員の日本学術会議会員任命をめぐる問題について

 

 本研究科・日本文化研究専攻の加藤(野島)陽子教授は、日本学術会議より

第25期会員候補者として推薦されていましたが、内閣総理大臣により任命され

ない事態となりました。

 

 加藤教授は、日本近現代政治史の専門家として優れた研究実績を持ち、日本

学術会議法第十七条に定められた選考基準に基づき適切に推薦されたと認識

しています。加藤教授は、内閣府などの公文書管理に関する委員会委員を長く

務め、その知見をもとに学術会議でも当該問題にも取り組むことが期待されて

いましたが、十分に理由を説明することなく任命されなかったのは大変残念です。

10月2日付で日本学術会議から発出された「第25期新規会員任命に関する

要望書」に記載された要望2点が、早期に実現することを望みます。

 

 コロナ禍で様々な分断が加速する中、本研究科は多様な主張に耳を傾け、

他者への理解と尊重を通じて寛容なポストコロナの社会を実現することに、

学術的見地から貢献することを目指しています。このような立場から、

日本学術会議が十分に活動を行うことができるよう、今後とも協力していく

所存です。

 

 

令和2年10月6日

東京大学大学院人文社会系研究科長

大西克也