大学院人文社会系研究科・文学部では、6月16日(土)14時から本郷キャンパス法文2号館において第9回東京大学文学部公開講座を開催しました。今回のテーマは「天皇と天皇制を考える~近代史の視点から~」、講師は本研究科日本文化研究専攻の加藤陽子教授(日本史学)が務めました。

 

本公開講座は、平成12年から附属北海文化研究常呂実習施設のある北海道北見市常呂町で開催している「東京大学文学部常呂公開講座」を、より多くの方に発信し、社会連携を一層深めることを目的として、本郷キャンパスにおいても開講しているものです。

 

秋山副研究科長による司会のもと、冒頭に佐藤健二人文社会系研究科長・文学部長から開会の挨拶があり、本講座への期待が語られました。加藤教授による講義は、ユーモアを交えた親しみやすい語り口により、一般の方にも分かりやすい形ですすめられました。

 

今回は、本会場、中継会場を合わせて330名近くの参加者をお迎えしました。参加者からは、「講師の話がとても面白く勉強になった」、「天皇制について考えるうえでのヒントになった」といった感想が多く寄せられ、大変充実した講座となりました。

 

次回第10回文学部公開講座の開催については、決まり次第HPにてお知らせします。

 


講義をおこなう加藤教授

 


熱心に聞き入る参加者