この度、下田正弘教授(附属次世代人文学開発センター)が代表を務める「東京大学人文社会系研究科人文情報学拠点」が、日本で初めて、中国の国際デジタル図書館ネットワーク CADALに加盟しました。
 CADALは、中国に関係する書籍を中心に270万冊以上ものデジタル化資料を収録し、中国・欧米・インド等の70以上の機関が参加する大規模なデジタル図書館ネットワークです。今回の人文情報学拠点のCADAL加盟によって、東京大学においてもこの膨大な資料を利用することが可能になり、中国に関わる教育研究分野が広く裨益される環境が整いました。
 CADALへの加盟にはデジタル資料の提供が必須ですが、現在日本にはこのネットワークにデジタル資料を提供できる図書館が存在しないため、代わって大学研究機関が対応することで、日本からのCADAL加盟を実現しました。
 このことは、中国に関する全分野の研究のデジタル知識基盤を、国際学術ネットワークのなかで日本の大学が協働して構築する、重要な一歩となります。

詳細については、こちらのプレスリリース(PDF)をご覧ください。