東京大学ホームカミングデイ文学部企画
フォーラム「古典と向きあう —和歌とギリシャ・ラテンの詩— 」 2010年10月24日


日時 11月13日(土)14:00〜16:00

会場 法文2号館1大教室

プログラム

  • 14:00〜14:05 あいさつ 
  •          武川正吾教授

  • 14:05〜14:50  講演 「古典と向きあう」
  •          久保田淳名誉教授(国文学)

  • 14:50〜15:00 休憩

  • 15:00〜15:45 座談会「古典を読む愉しみと苦しみ」
  •          久保田淳名誉教授(国文学)
  •    コメント  逸身喜一郎名誉教授(西洋古典学)
  •    司会   渡部泰明教授(国文学) 

  • 15:45〜16:00 質疑応答

卒業生のほか在学生も聴講可能です(先着順150名)。

 

古典と向きあう


  • 久保田淳

  • 私にとっての古典は日本古典文学の諸作品、とくに和歌である。大学に入った頃から今に至るまで、何らかの形で和歌と向きあってきた。この一首の歌は何を意味するのか、作者は何を訴えているのか、知りたい。知って何になるかということは二の次である。しかしそれを知ることが、自身が生まれ育ったこの国特有の感性やものの考え方を知る手懸りになるのだろうとは考えている。


  • 逸身喜一郎

  • 「大勢の人に読み継がれたからこそ古典である」という言説がある。もちろんその通りなのだが、実際には「読まれていたはずなのにもはや伝わらない」作品も、「どうみてもよく読まれたとは思えないのに伝わってしまった」作品もある。「古典とは昔のひととの対話である」という言説もある。いかにも心に染みいるメッセージを拾い出しているうちは楽しいけれど、しかし古典全体を眺めれば「?」の連続である。ことばが読めているはずなのに分からない。分かった気がしない。古典は厳としてそびえている。いいかえれば、私がいなくても古典はある。


  • 渡部泰明

  • 和歌文学・日本中世文学研究の分野に不滅の業績を残された久保田淳先生をお迎えし、そこにギリシャ・ローマ文学の泰斗逸身喜一郎先生がからむ。古典学の魅力を人柄に湛えさえするこの東西両雄の組み合わせに、胸ときめかない人はいないでしょう。古典文学はどう面白いのか? なにより司会役の私が、お二人からうかがいたくてたまらないのです。


※なおフォーラム終了後、17:00から17:30まで、法文1号館315番教室にて、無料のミニ・ジャズ・ライブを行います。同教室で、18:00から美学芸術学研究室の同窓会があるのに先立ち開かれるものです。

出演は、本学の卒業生で、現在日本のジャズギター界の第一人者として活躍する山口友生氏(http://jazz-musician.jp/yamaguchi/)。特にアコースティック・ギターでは並ぶ者がないといわれます。さらに美学研究室の安西信一准教授(フルート)が加わり、デュオを演奏します。

入場無料。また簡単なお飲み物等を、無料でご用意いたします。是非お立ち寄りください。