東京大学フューチャーセンター推進機構
大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター
共催 オンライン公開講演
「レオナルドの《白貂を抱く貴婦人》
―15世紀ルネサンスの女性肖像画の中で―」
 2020年11月28日開催


日時 2020年11月28日(土) 14:00~15:45
講師 小佐野 重利(東京大学名誉教授)
演題 「レオナルドの《白貂を抱く貴婦人》―15世紀ルネサンスの女性肖像画の中で―」

©The National Museum in Krakow/
The Princes Czartoryski Museum

 

西洋では 15 世紀半ば前から 16 世紀に入るころまでに、肖像画の 3 描写形式が出そろいます。古代ローマの貨幣に刻まれた皇帝肖像に由来する高貴なプロフィール(側面観)、現実生活の生き生きとした描写をねらう 3/4 正面(あるいは側面)観、神やキリストの威厳あるイメージを想起させる正面観です。レオナルドの《白貂を抱く貴婦人》は、3/4 正面観で、上体は斜めに描き、モデルの身体と心の動きを描きだしています。講演では、15 世紀ルネサンスの女性肖像画を概観しながら、レオナルド作品の特異さを読み解き、描かれたモデルにまつわる史実についてお話しします。本講演は、当初、テーマのレオナルド絵画の陶板複製画が大塚国際美術館に展示される記念として計画されました。(https://o-museum.or.jp/publics/index/796/

講師紹介

小佐野 重利

プロフィール

小佐野重利 東京大学名誉教授、同相談支援研究開発センター特任教授、フューチャーセンター推進機構特任研究員、専門分野はイタリア美術史

最近の主な業績

『《伊東マンショの肖像》の謎に迫る―1585年のヴェネツィア』(三元社、2017)、Originali e copie. Fortuna delle repliche fra Cinque e Seicento, a cura di S. Osano(Firenze, 2017)、“The Newly Discovered Portrait of Ito Mansio by Domenico Tintoretto: Further Insight into the Mystery of its Making” (in artibus et historiae,77, 2018, pp.145-160)、編著・浦一章監訳『オリジナルとコピー 16世紀および17世紀における複製画の変遷』(三元社、2019)、ルイージ・フィカッチ/小佐野重利監修(兼カタログ編集責任)『カラヴァッジョ展』(北海道新聞社、2019)など。

事前申し込み

申込締切日:11月25日(水)

申し込み(ウェブ登録)は、以下のURLからお願いします。事前申し込みを済ませた方には、申込締切日の11月25日以降にオンライン講演へアクセスするための情報をメールでお伝えします。

URL:https://www.l.u-tokyo.ac.jp/jisedai-future20201128/form.html

問い合わせ

東京大学フューチャ―センター推進機構(担当 西澤)
電話 04‐7135‐5552

企画協力

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