開催日 | 2021年5月10日 |
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文学部心理学研究室では、第50回心理学研究室セミナーとして以下のような講演会を開催しますので、ふるってご参加下さい。なお、講演内容は大学院生以上を想定しております。
第50回心理学研究室セミナー
日時:2021年5月10日(月) 午後5時から
場所:オンライン開催(Zoom) ※下記、問い合わせ先も参照
【講師】 河邉隆寛先生 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
【演題】 「錯覚の実世界実装」
【要旨】
ユーザーにリアリティの高い知覚情報を提示するにはどのような技術が必要でしょうか.この問題を考える際,その情報を体験する人間の知覚特性を科学的に理解し活用することが必要です.私の研究では,「錯覚」をテーマとしながらこの問題に取り組んでいます.これまでの心理学研究において,錯覚は人間の知覚を明らかにするためのツールとして利用されてきました.その一方で,最近では錯覚自体の面白さやその有用性が議論されつつあります.本講演では,なぜ錯覚は面白いのか,どのような時に面白くなるのか,という問題を考察したのちに,錯覚を利用して開発した映像提示手法(変幻灯,浮像,Danswing papers)を紹介します.最後に,錯覚を利用した提示技術の利点・注意すべき点について議論します.
参加ご希望の方は、所属・氏名を明記のうえ、心理学研究室にメールでお問い合わせください。
(問い合わせ先)心理学研究室 shinri -at- L.u-tokyo.ac.jp (-at-を@に変更)