職名 | 助教 |
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専修課程 | イスラム学専修課程 |
専門分野 | イスラム学専門分野 |
研究室 | イスラム学研究室 |
8世紀から19世紀頃までに書かれたイスラーム法の著作を対象に、「子ども」と「家族」をキーワードとして研究してきた。そうした前近代のイスラーム法への関心は、次第に現代にまで拡がり、その連続性や変化についての考察を行っている。とりあえずの研究成果は、『イスラーム法の子ども観―ジェンダーの視点でみる子育てと家族』(慶應義塾大学出版会, 2019年)、『結婚と離婚 イスラーム・ジェンダー・スタディース1』(森田豊子・小野仁美編, 明石書店, 2019年)として刊行した。古典法学書の記述は、必ずしも書かれた時代を反映しているとは限らないのであるが、他の資料との丁寧な比較検討を経ることで、その背景や意図が見えてくることがある。今後は、より多面的なアプローチで、イスラーム法と向き合い、新しい発見に出会うことを夢見て研究を続けたい。