教 授  鈴木 晃仁  (死生学応用倫理研究室)

所属
  • 【基礎文化研究専攻】死生学応用倫理分野

専門は医学史。東大の教養学科で科学史・科学哲学を学び、ロンドン大学のウェルカム医学史研究所で 1992年にPhD.  指導教官は故ロイ・ポーター教授。その後、ロンドンとアバディーンでのフェローを経て、1997年から慶應義塾大学経済学部の助教授、2006年から教授。

研究対象は、大きく分けて三つ存在する。一つが若い時期に書いたイングランドの精神医療の歴史である。Madness at Home: The Psychiatrist, the Patient, and the Family in England, 1820-1860 (2006)で、家族の視点からみたイギリスの精神医療を描いた。第二が日本の感染症の歴史。これは、慶應の経済学部の教官たちから経済史・人口史の方法を学びながら、感染症を主題にした書籍や論文を書いた。Economic History Review の麻疹に関する論文や、Christopher Aldous と共著で書いた Reforming Public Health in Occupied Japan (2012) がある。第三が日本の精神医療の歴史である。西ヶ原に設立された私立の精神病院として発展した王子脳病院が、1945年の空爆による廃院までに残した数千件の症例誌から日本の精神医療を分析している。この研究書をいま仕上げている。それ以外には、医療・疾病と文学の関係や、精神疾患と芸術に関する仕事をしてきた。

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