職名 助教
専修課程 東洋史学専修課程
専門分野 アジア史専門分野
研究室 東洋史学研究室

中国古代史を専門とする。とりわけ、隋唐形成期にあたる北朝時期の諸政権が、遊牧的な制度・文化を取り入れるなかで、どのように政治構造や社会のあり方を変容させていったのかという点に関心をもつ。そうした問題を墓誌などの石刻史料を用いつつ、皇帝の寵臣を意味する「恩倖」を切り口として研究を進めている。主な論考に、「北斉「恩倖」再考―君主家政官としての嘗食典御・主衣都統を中心に―」(『史学雑誌』129-7、2020年)、「東魏北斉における漢人勲貴の一軌跡―堯氏一族墓誌を手がかりにして―」(『中国出土資料研究』25、2021年)、共訳に『中国史書入門 現代語訳 北斉書』(勉誠出版、2021年)などがある。