海外文献
お申し込みの前に
日本国内に所蔵する図書館が見つからない文献は、海外の所蔵館に現物貸借や文献複写を依頼することができます。
ただし、海外への依頼は、相当の日数と費用がかかります。お急ぎのご依頼にはお応えできませんので、余裕をもってお申し込みください。
また、原則お申し込み後のキャンセルは出来ません。
発行年代の古い海外文献は、デジタル画像が公開されている場合があります。以下をご参照いただき、事前にご確認ください。
参考:
お申し込みは、所属機関の図書館を通じた依頼しか受け付けない図書館宛てに限ります。お申し込み後、個人からの依頼を受け付けていることが判明した場合は、直接当該図書館宛てにお申し込みいただくようご案内させていただきます。
なお、海外大学の学位論文の入手については、以下もご参照ください。
参考:
- 「総合図書館」 > 「よくある質問」 より
- 「他大学の博士論文を閲覧したい 」> 海外博士論文
- 「国立国会図書館サーチ リサーチ・ナビ」 より
お申し込みの流れ
まずは海外での所蔵をWorldCatや海外機関のOPAC、冊子目録等でご確認ください。
少なくとも1つの所蔵館が見つかったら、所蔵館のOPACや所蔵典拠のコピーをお持ちの上、3号館図書室カウンターでお申し込みください。対面で詳細を確認した後、申込書をお渡しいたします。
受付時間は平日9:00~16:30です。MyOPACからのお申し込みはできません。
なお、実際の依頼先は、可能な支払い方法や過去の実績などを勘案し決定しますので、お調べいただいた所蔵館以外の図書館に依頼する場合もあります。
現物貸借か文献複写か、申込書に希望をご記入いただきます。
資料の状態や依頼先の都合によっては、必ずしもご希望に沿えないことがあります。貸借が不可ならば複写でも可、などの詳細なご希望がございましたら、その場でお知らせください。
海外への依頼では、事前の予告なく、複写の依頼に対して現物が届く場合や、貸借の依頼に対して複製物(紙、マイクロフィルム、PDFデータ等)が届く場合などがあります。その場合でも、到着した文献に対して料金が発生し、必ずお支払いただくことになります。あらかじめご了承ください。
所要日数
依頼先や依頼時期、各国の郵便事情、資料の種類によって異なりますが、到着まで通常でも1~2ヶ月かかります。
回答が来ない、数館に断られる、などの理由が重なると、数ヶ月~1年近くかかる可能性もあります。
費用の支払い
文献が到着したら、料金をお支払いいただきます。
通常は後払いですが、依頼先によっては前払いとなることもあります。
費用の目安は以下の通りです。
貸借(手数料・往復送料込み):10000~20000円/冊
複写:2500~5000円/件、もしくは50ページ毎
支払方法は、原則IFLAバウチャー(国際図書館連盟が発行する引換券)です。
図書室で日本図書館協会への発注を代行しますので、代金を郵便振替にてお振込みください。
(図書室カウンターで日本図書館協会から届く、専用の郵便振替用紙をお渡しします)
現物貸借の場合は、相手館からの請求額(送料+手数料)をIFLAバウチャー、返送料を切手でご負担いただきます。
IFLAバウチャーでの支払いが可能な所蔵館が見つからなかった場合は、その他所蔵館が指定する方法(クレジットカード・指定口座宛海外送金・海外送金小切手等)で支払うことになります。その際は、上の料金目安の他に、さらに金融機関に対する手数料が発生する場合があります。
原則、お取り扱いは私費のみとなり、公費での支払いはできません。
IFLAバウチャーを発注する際、郵便振替用紙ではなく、見積・納品・請求書での支払いとすることは可能です。研究室経費や科研費等でのお支払いをご希望の場合は、事前にご相談ください。