開催日 | 2023年3月30日 |
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2023年3月30日(木)15:00~18:00
会場:東京大学本郷キャンパス法文1号館113教室
参加無料
ハイブリッド開催(対面+オンライン)
Zoom予約先リンク:https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tZIkceurqD8pGtda5CcZ4gCS1cnoHXwMJPDh
発題者
吉永明弘(法政大学人間環境学部教授)
堀江宗正(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
品川哲彦(関西大学文学部教授)
コメンテーター
小貫元治(東京大学大学院新領域創成科学研究科准教授)
司会
小島毅(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
共催:科学研究費研究プロジェクト「尊厳概念のグローバルスタンダードの構築に向けた理論的・概念史的・比較文化論的研究」
【開催趣旨】
私たち「Sustainabilityと人文知」研究プロジェクトは、2009年から2018年度まで東京大学総長裁量経費によって、2019年度からは東京大学大学院人文社会系研究科を拠点として、文理を横断するような研究活動を続けてきました。
その過程で、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故に遭遇し、グローバルなサステイナビリティばかりでなく、ローカルなサステイナビリティも課題であり、それが犠牲になる現状に直面してきました。
日本では古くから特定地域の住民が公害の犠牲になる悲劇が繰り返されてきました。その後、公害対策が進み、特定地域を越えた「環境問題」に関心が集まりましたが、気候変動なども特定地域に被害が集中することが問題になっています。
こうした環境リスクの不均等な配分、「環境不正義」は、世界各地で今でも起きています。シュレーダー=フレチェット『環境正義』の訳書(勁草書房刊)が上梓されたことをきっかけに、ここで改めて環境正義について考える機会を持ちたいと思います。
他方、環境正義の問題は、環境倫理の分野では、古くからある人間中心主義と生態系中心主義の対立図式を喚起する問題でもあります。このシンポジウムでは、サステイナビリティの現場で起きている環境不正義と、環境正義の向こうにある理念や理論的問題について討議したいと思います。
【問い合わせ先】 norick.h[at]nifty.com ※ [at]を@に入れ替えてください