職名 | 准教授 |
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専修課程 | 考古学専修課程 |
専門分野 | 考古学専門分野 |
研究室 | 考古学研究室 |
詳細情報 | 詳細情報【PDF: 430KB】 2018-2019年度【PDF: 261KB】 2020-2021年度【PDF: 294KB】 |
専門は、東北アジア考古学である。シベリア・ロシア極東・日本列島における土器出現期以降の先史文化について、人間集団の環境への適応という視点から、復元を試みている。研究対象には、過去に調査が積極的に進められてこなかった、気候環境の厳しい北方寒冷地帯や国境地帯が含まれている。既存資料の渉猟からの歴史復元には限界があるため、日露両国で遺跡発掘調査を継続的に行うことで、資料の蓄積と基礎的な文化編年の構築、列島―大陸間の比較研究を、同時並行で展開している。また、ロシアにおいて、遺跡/歴史遺産の保護活用に関する国際協力も行っている。近年は、考古学以外の分野、特に理系研究者と連携し、文理融合の立場から、遺跡研究・調査方法の開発にも取り組んでいる。主な著書として、『極東ロシアの先史文化と北海道』(北海道出版企画センター、2007年)、『北の原始時代』(共著、吉川弘文館、2015年)、『日本列島北辺域における新石器/縄文化のプロセスに関する考古学的研究』(編著、東京大学、2015年)などがある。