職名 | 准教授 |
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専修課程 | インド哲学仏教学専修課程 |
専門分野 | インド文学・インド哲学・仏教学専門分野 |
研究室 | インド哲学仏教学研究室 |
詳細情報 | 詳細情報【PDF: 296KB】 2018-2019年度【PDF: 278KB】 2020-2021年度【PDF: 231KB】 |
主たる研究領域は正統バラモン教の一つとして数えられるヴェーダーンタ派の思想で、同派において聖典とされるウパニシャッド文献、『ブラフマ・スートラ』、『バガヴァッド・ギーター』に対する註釈文献などの分析を通じて、現代にまで脈々と受け継がれるヴェーダーンタ思想の展開について研究を進めている。
近年は、古文書学的見地から文献を扱うというスタンスを取り入れ、写本の収集、テクスト校訂、訳註研究という基礎的な研究を続けている。現在取り組んでいるプロジェクト「バースカラ」はヴェーダーンタ派の聖典『ブラフマ・スートラ』、『バガヴァッド・ギーター』に対するバースカラ註の校訂テクストを作成し、それにもとづいて訳註研究を行うというものである。(研究成果の一部“The First Two Chapters of Bhāskara’s Śārīrakamīmāṃsābhāṣya– Critically edited with an Introduction, Notes and an Appendix”)
写本研究や校訂訳註研究など基礎的な研究を地道に続けながら、同時に、社会の動向に注意し、現実の様々な問題解決に向けてインド哲学からどのような貢献ができるのかを常に意識した思想研究を行うことを目指している。