職名 | 教授 |
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専修課程 | 日本語日本文学専修課程 |
専門分野 | 日本語日本文学専門分野 |
研究室 | 国文学研究室 |
詳細情報 | 詳細情報【PDF: 331KB】 2012-2013年度【PDF: 998KB】 2014-2015年度【PDF: 166KB】 2016-2017年度【PDF: 173KB】 2018-2019年度【PDF: 189KB】 2020-2021年度【PDF: 178KB】 |
主著に『大伴家持「歌日誌」論考』がある。上代(奈良時代以前)日本文学を、韻文中心に研究している。特に『万葉集』の歌人、柿本人麻呂や、大伴家持の作品について、その読み直しを課題としている。『万葉集』の和歌は、中国の先進文明に正面から向き合って成立した日本という国家における草創期の文芸であり、漢詩文の表現に対して、学びつつ対抗するという両義的な関係を結んでいる。それゆえ、当時伝来していた六朝・初唐の漢詩文との比較・対照を主たる研究方法として、和歌独自の表現を明らかにしつつ、その価値を見出すことを論文執筆の際の、目標としている。更に『万葉集』は、7世紀前半から、8世紀中ごろまでの和歌の歴史を語る書物であると考えられ、歌人たちの積み重ねた作品群がいかなる軌跡を描くか、すなわち『万葉集』の和歌史を明らかにすることを、研究全体の目標とする。