職名 | 助教 |
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専修課程 | 中国語中国文学専修課程 |
専門分野 | 中国語中国文学専門分野 |
研究室 | 中国語中国文学研究室 |
専門は古典中国語文法で、先秦から漢代までの、いわゆる「上古中国語」を対象とする。春秋・戦国時代の儒家経典や諸子百家の著作をはじめとする伝世文献を中心に、近年続々と発見され研究の進展も著しい竹簡などの出土資料を活用しながら研究を行っている。
特に関心があるのは、人称代名詞や指示代名詞をはじめとする代名詞(代词)で、上述の資料中に見られる個々の代名詞の持つ意味と機能、述語との関係、文を越えた段落・文章中で発揮される語用的機能など様々な観点から代名詞を観察し、上古中国語における代名詞の使い分けとその体系を明らかにすることを通して、それらを活用していた当時の人々がどのような認識で文を作り、文章を構成していたのかを解明していきたいと考えている。
主な業績として、「上古中国語の一人称代名詞“我”と“吾”について」(『中国語学』265号、2018)、「『春秋左氏伝』における指示詞の意味と機能」(『東京大学中国語中国文学研究室紀要』24号、2021)など。