准教授  森先 一貴 (考古学研究室)

所属
  • 【歴史文化学科】考古学専修課程
  • 【基礎文化研究専攻】考古学専門分野

専門は、旧石器時代の考古学である。日本列島を中心とした東アジアを主な研究対象地域とする。変動著しい氷期の気候・環境下において人類が果たした多様な適応形態を、人類を取り巻くあらゆるコンテクストを重視した人類生態系アプローチにより解明しようと取り組んでいる。特に、現生人類(ホモ・サピエンス)が日本列島に到来し、定着を進める過程と、移動生活を基本とした人々が晩氷期以降、縄文時代にかけて定住生活を採用していく過程について、多面的な証拠を積み重ねながら新たな歴史モデルを構築する作業を進めている。また、こうした新知見にもとづき、私たち人類が今日抱える諸問題を長期的歴史の視座から照射する方法について試行錯誤を重ねている。このほか、文化財保護に従事した経歴にもとづき、現在は水中遺跡の調査と保護、考古学教育と文化財保護の関係についてとくに関心をもつ。主な著書に、『旧石器社会の構造的変化と地域適応』(六一書房、2010年)、『境界の日本史』(共著、朝日新聞出版、2019年)、『日本列島四万年のディープヒストリー―先史考古学から見た現代―』(朝日新聞出版、2021年)、『旧石器社会の人類生態学』(同成社、2022年) などがある。

 

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