開催日 | 2017年10月16日 |
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パヴェル・コジーネク氏講演会
「社会主義体制下のコミックス」
馴致されながらも、繁栄したチェコのコミックス
日時 2017年10月16日(月) 17時~19時
会場 法文1号館314教室(東京大学本郷キャンパス)
講演者 パヴェル・コジーネク Pavel Kořínek(チェコ科学アカデミー・チェコ文学研究所研究員)
通訳 ペトル・ホリー、司会 阿部 賢一(東京大学)
**********[概要]**********
1968‐1989年の正常化の時代は、チェコのコミックスにとって逆説的な時代となっている。コミックスは厳しい統制下に置かれ、検閲を受け、規模やジャンルの点で制限を受けていたにもかかわらず、子ども向けの作品は発展し、特筆に値するクオリティを残している。本講演では、正常化期におけるコミックスの風景(ブルデューの表現を用いると、「場」)の概観を試み、体制の状況や作品の傾向に触れつつ、基本的な発表媒体、種別、そしてまた独創的な作家たちを紹介する。コミックスのなかでは(ややマイナーな位置を占める)地下出版や亡命出版にも触れる予定である。
主催 東京大学人文社会系研究科現代文芸論研究室、科学研究費・基盤研究(B)「東欧文学の多言語的トポスをめぐる研究」(J研究代表 井上 暁子)
詳細 現代文芸論研究室<http://www.l.u-tokyo.ac.jp/genbun/>