開催日 2023年12月23日
開催時間 13:30~15:30 (休憩10分)
定員 参加無料 80名
開催場所 東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト
申込方法 以下のURLから事前申し込みを12月21日までにお願いします。
https://forms.gle/V9wamEYqbk41ajTv9
申込受付日 ~2023年12月21日
お問い合わせ先 jisedai-seminar[at]l.u-tokyo.ac.jp
(*[at]を@に入れ替えてお送りください)
主催・共催・協賛 主催 東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター
共催 同大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻知的システムデザイン分野
   東大アートと精神療法研究会
協賛 株式会社集英社

「生きるためのアートの力 — イメージや身体表現がこころに語りかけるもの」

登壇者 渡邉慶一郎(東京大学相談支援研究開発センター教授)
大塚尚(同センター助教)
鬼塚淳子(同センター特任助教)
澤田欣吾(同センター助教)
小佐野重利(同センター元特任教授、東大名誉教授)


ヒトの認知活動はおもに眼と言葉によるが、認知に占める両者の度合いに個人差が大きい。今回の登壇者たちは、東京大学相談支援研究開発センターの教員たちである。大学構成員を対象にした日常的な相談支援のなかで心理面接や精神科医療の仕事をしている。その中で相談者や患者が不安な、悩みある心の内面を言葉で言い表せないでいるのに直面する。

大学の相談支援の現場では、芸術療法の有効性についてはまだ十分に認められていない。登壇者たちは、新しい支援方法の開発もセンターのミッションととらえ、各自各様の方法で、大学という枠を超えて、ヒトが生きるためにアートがいかに役立つかを実践的に研究してきた。その成果が、この10月に東大アートと精神療法研究会編『描く、観る、演じる アートの力』(三元社)として刊行された。

今回は、その刊行を記念したシンポジウムである。芸術療法をとおして、現在社会におけるメンタルヘルスの重要性を心に不安をかかえた当事者やその相談支援者だけでなく、一般市民にも共有していただきたいと願っている。