開催日 2022年3月13日

東京大学未来社会協創推進本部登録プロジェクトである、「人文学における国際的地域・社会連携の推進」プログラムの関連事業として、本研究科・同附属北海文化研究常呂実習施設と大阪府立近つ飛鳥博物館の主催による特別展を下記のとおり開催いたします。

 

特別展 「オホーツク文化 —あなたの知らない古代—」

Okhotsk Culture. Ancient History You Didn't Know

 

 

【期間】 1月15日(土)から3月13日(日) ※毎週月曜日休館

 

【開館時間】 10:00~17:00(入館は16:30まで)

 

【主催】 東京大学大学院人文社会系研究科・同附属北海文化研究常呂実習施設、大阪府立近つ飛鳥博物館

 

【共催】 読売新聞社

 

【協力】 横浜ユーラシア文化館

 

【後援】 太子町、太子町教育委員会、河南町、河南町教育委員会、百舌鳥・古市古墳群世界遺産保存活用会議、歴史街道推進協議会、近畿日本鉄道株式会社

 

【観覧料】※観覧料がかかります 一般650円[520円]、65歳以上・高校生・大学生450円[360円]、中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方(介助者1名を含む)無料 ([ ]内は20名様以上の団体料金)

 

【会場】 大阪府立近つ飛鳥博物館 特別展示室

 

【展示主旨】 

 特別展「オホーツク文化―あなたの知らない古代―」では、古代の北海道に発達した独特の文化であるオホーツク文化を取り上げます。

 オホーツク文化とは、サハリン南部から北海道の東北部、千島列島にかけて、5世紀から9世紀頃に広がった古代文化です。本州でいえばほぼ古墳時代から古代にかけての時期に相当し、北方からやって来た大陸系の文化だと考えられています。アザラシなどの海獣狩猟と漁撈を生活の基盤としており、竪穴住居の奥にクマの頭を積み上げた祭壇を築くなど、独特の儀礼を行っていたことが分かっています。

 東京大学大学院人文社会系研究科は、北海道北見市(旧常呂町)に設置した北海文化研究常呂実習施設を中心に、オホーツク文化の遺跡を多数発掘調査してきました。本展示では、本州では初公開となる資料を含む最新の研究成果に基づいて、本州の古代文化とは大きく異なる、オホーツク文化の姿を描き出します。

 また、近つ飛鳥博物館とオホーツク文化を結ぶものに、清野謙次コレクションがあります。病理学者である清野博士は、日本人の起源に関する研究に精力をつくした人類学者でもあり、北方の考古・民俗資料を多く収集されました。地域展として、こうしたコレクションの中から、オホーツク海沿岸の考古資料を展示します。

 

【展示構成】

第Ⅰ章 オホーツクの暮らし
第Ⅱ章 オホーツク文化の変遷と広がり
第Ⅲ章 まつりといのり
第Ⅳ章 他地域との交流
第Ⅴ章 東京大学と北海文化研究

 

【関連企画】

土曜講座

詳細は近つ飛鳥博物館のこちらのページをご覧下さい。

 


 

※新型コロナウイルス感染症の感染状況によっては、展示会期等を変更する場合があります。最新の情報は近つ飛鳥博物館ホームページにてご確認下さい。

 

本事業は、2021年10月16日~12月26日に主催:東京大学大学院人文社会系研究科・同附属北海文化研究常呂実習施設・横浜ユーラシア文化館、会場:横浜ユーラシア文化館で開催された同名の特別展の巡回展になります。