開催日 2021年12月26日

東京大学未来社会協創推進本部登録プロジェクトである、「人文学における国際的地域・社会連携の推進」プログラムの関連事業として、本研究科・同附属北海文化研究常呂実習施設と横浜ユーラシア文化館の主催による特別展を下記のとおり開催いたします。

 

特別展 「オホーツク文化 —あなたの知らない古代—」

Okhotsk Culture. Ancient History You Didn't Know

 

 

【期間】 10月16日(土)から12月26日(日) ※毎週月曜日休館

 

【開館時間】 9:30~17:00(券売は16:30まで)

 

【主催】 東京大学大学院人文社会系研究科・同附属北海文化研究常呂実習施設、横浜ユーラシア文化館

 

【共催】 横浜市教育委員会

 

【協力】 大阪府立近つ飛鳥博物館

 

【後援】 朝日新聞横浜総局・神奈川新聞社、東京新聞横浜支局、毎日新聞横浜支局、読売新聞横浜支局、NHK横浜放送局、TVK

 

【観覧料】※観覧料がかかります 一般500円、小・中学生250円、横浜市内在住65歳以上250円

 

【会場】 横浜ユーラシア文化館 3階企画展示室、2階常設展示室一部

 

【展示主旨】 

 特別展「オホーツク文化―あなたの知らない古代―」では、古代の北海道に発達した独特の文化であるオホーツク文化を取り上げます。

 オホーツク文化とは、サハリン南部から北海道の東北部、千島列島にかけて、5世紀から9世紀頃に広がった古代文化です。本州でいえばほぼ古墳時代から古代にかけての時期に相当し、北方からやって来た大陸系の文化だと考えられています。アザラシなどの海獣狩猟と漁撈を生活の基盤としており、竪穴住居の奥にクマの頭を積み上げた祭壇を築くなど、独特の儀礼を行っていたことが分かっています。

 東京大学大学院人文社会系研究科は、北海道北見市(旧常呂町)に設置した北海文化研究常呂実習施設を中心に、オホーツク文化の遺跡を多数発掘調査してきました。本展示では、本州では初公開となる資料を含む最新の研究成果に基づいて、本州の古代文化とは大きく異なる、オホーツク文化の姿を描き出します。

 

【展示構成】

第Ⅰ章 オホーツクの暮らし
第Ⅱ章 オホーツク文化の変遷と広がり
第Ⅲ章 まつりといのり
第Ⅳ章 他地域との交流
第Ⅴ章 東京大学と北海文化研究

 

【関連企画】

写真展「『東のモヨロ』―戦後まもなくのモヨロ貝塚発掘調査」原資料所蔵:東京大学大学院人文社会系研究科附属北海文化研究常呂実習施設
会場:横浜ユーラシア文化館1階ギャラリー ※11/5(金)~11/24(水)は休止。

 


 

新型コロナウイルス感染症の感染状況によっては、展示会期等を変更する場合があります。最新の情報は横浜ユーラシア文化館ホームページにてご確認下さい。

 

本事業は巡回展であり、2022年1月15日~3月13日には主催:東京大学大学院人文社会系研究科・同附属北海文化研究常呂実習施設・大阪府立近つ飛鳥博物館、会場:大阪府立近つ飛鳥博物館として、大阪でも開催される予定です。