職名 助教
専修課程 日本史学専修課程
専門分野 日本史学専門分野
研究室 日本史学研究室

専門は日本古代史で、神祇信仰・皇位継承儀礼に注目している。伊勢神宮や宮中内で祭られる神鏡といったアマテラスに関わる祭祀・信仰、皇位継承に関わる儀礼・観念、宮中で執行される諸祭祀を考察し、日本古代における祭祀・信仰・儀礼の実態を様々な角度から検討している。大化前代から中世初期(院政期~鎌倉時代初期)という幅広い時代を視野に入れつつ、祭祀・儀式の観点から、天皇や国家の様態、及びその中世にかけての変遷を追究している。このほか、比叡山延暦寺に関わる史料学的検討も行っている。主要な業績として「平安時代中後期の神鏡を巡る祭祀・信仰」(『古代文化』第73巻第1号、2021年)、「『天台座主記』の写本系統に関する基礎的考察」(『東京大学日本史学研究室紀要』第27号、2023年)、「日本古代における宮中鎮守祭祀の構造―御巫・宮主・戸座・忌部を中心に―」(『史学雑誌』第133編第2号、2024年)がある。