職名 教授
専修課程 日本語日本文学専修課程
専門分野 日本語日本文学専門分野
研究室 国文学研究室
詳細情報 詳細情報【PDF: 320KB】
2018-2019年度【PDF: 200KB】
2020-2021年度【PDF: 181KB】

近世後期から明治前期の戯作と芸能を主な研究対象としている。戯作の文体と表現様式の分析から出発し、遊女・都市・妖術使いなど作中に描かれたものについての考察、半ば埋もれていた長編合巻の翻刻と書誌学的研究、戯作者山東京伝に関する研究などを積み重ねてきた。近年は幕末・明治に活躍した落語家三遊亭円朝の作品研究や、戯作に対する出版統制の実態解明にも力を注いでいる。作品読解を通じて表現の基底にある価値観や知識を明らかにすること、近世の娯楽文化をめぐる諸事象と現代文化との連続性を考察することを目標としている。主な著書に、『江戸の絵入小説―合巻の世界―』(ぺりかん社、2001)、『山東京伝―滑稽洒落第一の作者―』(ミネルヴァ書房、2009)、『妖術使いの物語』(国書刊行会、2009)、『江戸の出版統制―弾圧に翻弄された戯作者たち―』(吉川弘文館、2017)、主な編著に『白縫譚』(国書刊行会、2005)などがある。