職名 特任准教授
関連施設 死生学・応用倫理センター
詳細情報 詳細情報【PDF: 327KB】
2016-2017年度【PDF: 229KB】
2018-2019年度【PDF: 230KB】
2020-2021年度【PDF: 253KB】

専門とする分野は、行為論、ケアの倫理、臨床死生学。これら三つの分野に対応する形で、以下の三つを主な研究課題にしている。(1)行為論:ケアという観点を手掛かりに、「脆さ」と「依存性」を多分にはらむ人間の行為者の複雑な実態を分析する。またそういった分析を通じて、主流の個人主義的な行為者理論の不備を補うような形で、合理性・反省性・自律性といったものを捉えなおす。(2)ケアの倫理:上記(1)の成果を活用しつつ、ケアの倫理を「社会化された徳認識論」の知見を積極的に取り込むことで、ケアの倫理の認識論的な展開を試みる。(3)臨床死生学:認識論を取り込んだケアの倫理を、人間の死生に関わる複雑な臨床実践に耐えうるものとして展開する。