職名 | 教授 |
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専修課程 | 哲学専修課程 |
専門分野 | 哲学専門分野 |
研究室 | 哲学研究室 |
詳細情報 | 詳細情報【PDF: 381KB】 2016-2017年度【PDF: 340KB】 2018-2019年度【PDF: 317KB】 2020-2021年度【PDF: 311KB】 |
西洋古代哲学を専門とし、古代ギリシアにおける「哲学(フィロソフィア)の誕生」をテーマとしている。前6世紀初~前5世紀の初期ギリシア哲学、前5世紀後半のソフィスト思潮とソクラテス、及び、前4世紀のプラトン、アリストテレスらの古典期哲学を主な対象として、哲学と西洋古典学の二つの学問手法で迫っている。また、日本における西洋哲学の受容も近年のテーマである。古典ギリシア語のテクストを読み解きながら、ダイナミックな知的潮流のなかで「哲学」という営みが成立する様を明らかにすることが目標である。
国際プラトン学会(元会長)など海外で研究活動を展開しており、とりわけプラトン(『ポリテイア』『ソフィスト』など)とソフィスト思潮について多数の欧文業績がある。著書に、The Unity of Plato's Sophist (Cambridge University Press;邦訳『ソフィストと哲学者の間』)、『ソフィストとは誰か?』、『哲学者の誕生』、『プラトン 理想国の現在』、『プラトンとの哲学 ―対話篇をよむ』(岩波新書)など、編著に、Dialogues on Plato’s Politeia (Republic) (Luc Brissonと共編)、『テクストとは何か』(明星聖子と共編著)など、翻訳に、プラトン『ソクラテスの弁明』(光文社古典新訳文庫)などがある。