職名 | 教授 |
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専修課程 | 美術史学専修課程 |
専門分野 | 美術史学専門分野 |
研究室 | 美術史学研究室 |
詳細情報 | 詳細情報【PDF: 37KB】 2012-2013年度【PDF: 1003KB】 2014-2015年度【PDF: 227KB】 2016-2017年度【PDF: 233KB】 2018-2019年度【PDF: 233KB】 2020-2021年度【PDF: 245KB】 |
日本美術史、特に中世絵画史を研究対象としている。やまと絵という平安時代に形成された絵画が、中世社会の中でどのように制作され享受されてきたのかを、絵巻・肖像画・仏画・仏教説話画・障屏画などの現存作例と史料に基づいて明らかにすることを目指す。政治体制や権力者の変転のなかで、彼らの注文に応えた絵師たちは、過去の作例をもとにしながら、いかに創造性を発揮したのかを追究したい。最近は絵巻に重点をおき、古代・中世の名品絵巻に関する先行研究を再検討するとともに、模本のみ伝わる逸失絵巻や、未だ全貌が見えない江戸絵巻などにも視野を広げている。また、海外の美術館・博物館に所蔵される日本美術作品の調査や、現地の日本学との連携も重要な課題と考えている。主著に『室町王権と絵画―初期土佐派研究―』、『室町絵巻の魔力―再生と創造の中世―』がある。