職名 | 准教授 |
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専修課程 | スラヴ語スラヴ文学専修課程 |
専門分野 | スラヴ語スラヴ文学専門分野 |
研究室 | スラヴ語スラヴ文学研究室 |
詳細情報 | 詳細情報【PDF: 516KB】 |
19世紀後半から20世紀にかけてのロシア・ソヴィエト社会が、どのように西欧近代の諸価値を受けいれ、発展させるとともに、反発し、対抗原理を生みだしてきたのか、その過程を文学テクストのなかに探っている。身体表象、メディア論、検閲論、新経済批評などの多様な観点を取りいれ、文学テクストを歴史的・社会的文脈に開くようつとめている。
特に専門としてきたのは、1930-50年代のスターリン時代――反西欧的な近代化の志向が極限に達し、集団主義・暴力をとおした人間形成が行われる時期――の公式文学(社会主義リアリズム)であるが、最近は、19世紀文学(主にドストエフスキー作品)や、21世紀のポストソヴィエト時代の記憶の問題にも関心をもっている。