職名 | 教授 |
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関連施設 | 次世代人文学開発センター |
詳細情報 | 詳細情報 |
歴史考古学を専門としている。特に中世末から近世期の江戸遺跡と陶磁器の流通・消費について研究をしている。長く学内遺跡調査・研究に従事した中で、活動の装置である遺構と道具であるモノ資料を加えて、近世、都市江戸の人間の社会・経済・文化的諸活動の解明を志向している。当該期の陶磁器は、広範囲で流通する商品であり、江戸や日本の様態や動態は、国内のみならず東アジア、ヨーロッパとの影響を踏まえた評価が必要で、こうした遺跡出土資料を含めた復元に取り組んでいる。学位論文は、『近世陶磁器の消費に関する考古学的研究』(2009)、最近の主な業績として、『重返古笨港 雲林北港出土文物臺湾與日本合作研究』(編著、2024、雲林縣政府)、『18・19世紀の福建・広東諸窯の貿易陶磁器 資料報告』(編著、2021、東京大学埋蔵文化財調査室)、『戦国大名北条氏の歴史』(共著、2019、吉川弘文館)、「江戸遺跡出土貿易陶磁器の数量分析-需要の検証-」『貿易陶磁研究』第42号(論文、2022、日本貿易陶磁研究会)がある。