職名 助教
専修課程 中国思想文化学専修課程
専門分野 東アジア思想文化専門分野
研究室 中国思想文化学研究室

専門は中国思想史。特に先秦漢魏六朝期に五行説が如何なる推移で形成されたかについて研究を行っている。

五行説は様々な事物を木・火・土・金・水の五者に分類し、それぞれの関係に「相生」や「相勝」といった説明を施すことで、天地万物の構造・現象を解釈する理法として用いられた。その一部は現在でも東洋医学・占術等に用いられている。

しかし、五行説は当初からこのように複雑な論理を有していたのか。丁寧に諸文献を読み解くと、決してそうではなく、様々な理屈が時代ごとに徐々に形成されて行ったことが分かる。

個々の論理がどのような背景で何故生み出されたのかを分析することで、五行説の壮大な体系を少しずつ解体し、形成の過程を明らかにして行きたいと考えている。

 

【主な業績】

  • (著書)『漢代経学に於ける五行説の変遷』、汲古書院、2022年。
  • (論文)「『洪範五行伝』の発展と変容」、川原秀城[編]『漢学とは何か――漢唐および清中後期の学術世界』(勉誠出版、2020年)に収録。
  • (論文)「王莽「奏群神爲五部兆」の構造――劉歆三統理論との類似について」、池田知久・水口拓寿[編]『中國傳統社會における術數と思想』(汲古書院、2016年)に収録。