職名 教授
関連施設 次世代人文学開発センター
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2020-2021年度【PDF: 241KB】

日本語教育学、応用言語学を専門とし、第二言語/外国語としての日本語の習得と教育に関する研究を行っている。具体的には、(1)留学生を対象とした日本語教育研究、(2)日本語教師養成・研修のための教授法開発、(3)外国人児童生徒への学習支援のための基礎研究に取り組んでいる。一連の研究では、主に「話しことばから書きことばへの移行」をいかに支え促すかといった問題に焦点を当てて、理論と実践の両面からの解明を目指している。主著『第二言語によるパラフレーズと日本語教育』(ココ出版、2015年)では、ⅰ)文章の難易度、ⅱ)名詞化、ⅲ)語の誤用(文体)、ⅳ)抽象化、ⅴ)非明示的意味に関する五つの検証結果から語彙・統語・意味上の困難点を明らかにし、文章・談話レベルでの学習の必要性と指導の方向性を示した。また、実践研究「主体的に考える力を重視した専門教育の試み―大学の日本語教育科目における文献講読からレポート課題まで―」(2017年)は、日本語教育学において定評がある日本語教育方法研究会(1993年設立)の第9回優秀賞(各回優秀賞1件、奨励賞1件、発表件数53件)を受賞した。