東京大学大学院人文社会系研究科・文学部(以下、東大文学部)は、大江健三郎氏(以下、大江氏)代理のご家族から大江氏に関する資料を寄託され、受入れました。

 2021年1月21日、寄託契約締結式が行われ、大江氏代理のご家族と大西克也研究科長・学部長との間で契約書が取り交わされました。寄託に関する東大文学部からの提案に基づき検討を重ねて参りましたが、このたびご承諾を賜り、契約締結に至ったものです。

 東京大学出身で、日本で2人目のノーベル文学賞を受賞した大江氏の自筆原稿がまとまったかたちで公的機関に寄託されるのは初めてのことです。また東大文学部において、文学者の自筆原稿を中心としたコレクションを受入れるのも初めてのことです。

 今後、東大文学部は、「大江健三郎文庫」(仮称)を設立し、大江文学を中核とする日本近代文学の世界に向けた研究拠点として位置づける予定です。


寄託原稿の写真


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○寄託された大江氏自筆原稿の写真 こちら からご覧ください