2021年度Aセメスターの授業について

 

 新型コロナウイルス感染症の拡大は深刻な状況がつづいており、とくに変異株の影響で若者への感染も一層の広がりを見せています。本学関係者の感染も多く確認され、全国的には医療体制が逼迫、危機的な状況です。学生の皆さんにはあらためて慎重な行動をお願いしているところです。ただ他方で、本学をはじめとしてさまざまな機関でのワクチン接種も徐々に進み、この先数ヶ月では事態の改善も期待されています。

 こうした中、本学部・研究科では全学の方針にも沿う形で、概ねS セメスターの開講形態を踏襲しながら、臨機応変に状況に対応するという方針をとることとなりました。具体的には、オンラインのみでは高い教育効果を望めない演習・実験・社会調査などを中心に、ハイブリッド授業(教室で授業を開講するが、同時にオンラインでも配信し、学生は対面とオンラインのどちらでも受講可)を一定数開講し、全体でほぼ半数程度の授業が対面でも受講可となる体制を維持します。


 大枠は下記の通りです。A セメスターでも授業は
a/対面のみの授業
b/対面を中心としたハイブリッド授業(演習・実習・社会調査など)
c/対面とオンラインのどちらにも重点を置かないハイブリッド授業(受講者数100 人以下の講義など)
d/オンライン授業(受講者数100 人以上の講義が中心)
から構成されます。
 

 b の「対面を中心としたハイブリッド授業」は、授業の性質上、対面で受講することが望ましいが、基礎疾患などを抱えているためオンラインでの受講を希望する学生への配慮から設定されるものです。受講者全員が対面での受講が可能である場合には、a の「対面のみの授業」に変更となることもあります。
 2021年度A セメスターの授業一覧(授業形態含む)は「授業日程・授業時間・授業一覧」を参照してください。
 また、wifi 機器の貸与、オンライン授業を学内で受講する際に必要なタブレットの貸し出しなどを始めとする通信環境に関する支援についても、人文社会系研究科・文学部として引き続き配慮するつもりです。こちらに関しては、研究室を通して機器を貸与しますので、希望者は所属の研究室に申し出てください。
 対面での授業に際しては、教室の換気設備の整備・増強を始めとする感染防止対策に必要な施設整備も引き続き進めていきますが、学生の皆さんにも、クラスター発生防止を目的とする、QRコードによる教室への入退室の登録なども引き続きお願いしたいと思います。

  引き続き状況を見据えながら、人文学に相応しい授業のあり方を模索し、柔軟に対応していこうと考えています。皆さんのご協力を今後もどうぞよろしくお願い申し上げます。