実施日:2014年07月30日~2014年08月13日

 

2014年7月30日(水)~8月13日(水)の15日間、東京大学文学部とセインズベリー日本藝術研究所(英国)の連携により、学部教育の総合的改革に 係る部局別改革プランの一つとして、平成26年度「文学部夏期特別プログラム」を考古学分野中心に実施しました。

このプログラムは、本学及び東京近郊での博物館実習や文学部附属北海文化研究常呂実習施設(北海道北見市常呂町)での遺跡発掘体験等を通じて、本学とセインズベリー日本藝術研究所の学部学生が、異なる価値観に触れながら体験的に学ぶ機会を提供するものです。

プログラムには、文学部と法学部の学生4名、セインズベリー日本藝術研究所によって欧米大学からの希望者多数から選考された学生4名の計8名が参加しました。
7月30日(水)~8月5日(火)の7日間は、学内発掘現場の見学や考古学研究室での実習、近隣博物館の見学等、本学及び東京近郊を中心に行いました。
8月6日(水)~8月13日(水)の8日間は、北海道に渡り、考古学研究室で2009年に調査を開始し、現在も調査を継続している大島2遺跡(常呂町)で の竪穴住居跡(11世紀頃)の発掘体験や勾玉の製作、土器の接合体験などを行いました。発掘作業は、移植ゴテを使い少しずつ表土を削り、削り集めた土を搬 出し、また移植ゴテで少しずつを削るという体力と根気が必要な作業ですが、参加者は発掘体験をとても楽しんでおりました。

本学とセインズベリー日本藝術研究所の学生との交流も深まり、非常に有意義なプログラムとなりました。

 

竪穴住居跡を発掘中

 

学内発掘現場を見学

 

赤門で記念撮影