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社会学は自分と同時代の、生きて動いている社会と文化に対する関心からはじまる。対象も方法も多彩で多様。現在の専任教員7名の研究テーマは福祉、社会政策、ジェンダー、家族、性、文化、社会意識、人口、社会問題、理論、学説史、都市、地域、住宅、ケア労働、支援など、多岐にわたっている。他に非常勤で、医療、法、記憶、メディアなど、そのときどきに注目されるテーマを適切な外部講師に来てもらって担当していただいている。
研究室は闊達で議論好きな雰囲気にあふれている。学部はおよそ100人、大学院も40人近くが在籍する大所帯だが、基本はゼミを中心とした少人数教育である。社会調査実習やゼミ合宿もあり、負担は重いが、得るものも大きい。院生の指導のもとに自主的な研究会も活発におこなわれており、仲間うちでもまれて大きくなるピアの教育力も、重要な教育資源である。外国人留学生や研究生の数も多く、自然と国際交流の雰囲気が生まれている。
ちなみに過去の学部卒業生の学士論文のテーマをいくつか紹介しよう。
「社会的リスク論の再構成とBSE問題の理論的分析」
「家族は子供の教育にどう関わるのか?――社会関係資本による南米日系人のコミュニティ分析」
「同人誌の社会学――コミックマーケットから見る同人誌市場の成立」
「仕事と家庭の両立の可能性」
「戦争責任論の戦後史と今日的課題」
「介護サービスを提供側から見た外国人介護――労働者の受け入れ」
卒業生の進路は大学院進学、新聞、テレビ、出版、広告、銀行、メーカーなど。他に官公庁や財団、教員などもある。