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英文科の中身は、英語学、英文学、アメリカ文学にだいたい専攻が分かれている。「食わず嫌い」はしてほしくないものの、学生諸君には三分野のうちいずれか、好みの専攻の勉強におおむね集中できる仕組みとなっている。そしておのおのが選んだ分野にまつわる卒業論文を仕上げること(分量は、英語の場合 7,500 語程度、日本語の場合 20,000 字程度)で、英文科ライフの「あがり」となる。
英語学は様々な分野に分かれるが、どの分野の研究をするにせよ、言語の一般的性質・仕組みについて正確な理解をもつ必要がある。そのため、授業では、英語の詳細な事実と、その理論上の意味合いを総合的に把握する訓練に重点をおく。その際、日本語との比較も可能な限り試みる。
一方、英米文学は、英米に限らない英語圏全般の文学作品(詩、小説、演劇、批評など)を対象とする。作品テクストの精読と解釈を不動の出発点としつつ、その背景にある歴史をさかのぼって当時の社会や文化の動向に考察の対象を広げることもあれば、児童文学・大衆文学などのいわゆるサブ・ジャンル、あるいは文学と美術や音楽との諸関係などへと射程を広げることもある。
卒業生は出版・ジャーナリズムをはじめ多様な職種でそれぞれに活躍しているが、研究を深めるべく大学院修士課程進学をこころざす諸君も少なくない。

大学院も英語学・英文学・米文学の3本柱を有し、各分野において行う作業も基本的には前述の学部のものと変わるところはない。ただし、それぞれの柱の核心深くへと歩みを進めるとともに、その柱の全体像を把握することも求められ、加えてその全体像と具体的に自分が関心をもっている対象との相対的関係を常に意識しておく必要もある。修士(博士前期)課程と博士(博士後期)課程の2段階があり、修士課程を終えるにあたり、卒業論文のおよそ2~3倍程度の規模をもつ修士論文の執筆が求められる(英語のみ)。全課程の締めくくりにあるのは、博士学位取得のための英語論文制作となるのだが、昨今は、大学院在学期間中にイギリス、アメリカなど英語圏の大学院に数年間留学し、その後、この研究室で博士論文を仕上げるものと、留学先の機関でそのまま博士号(PhD)を取得してくるものの2パターンにだいたい分かれるようだ。大学院に進学したもの、特に博士課程まで進学したものの多くは、国内外の大学等の機関で研究職に従事している。