IAHR東京大会の全体会議の概要が決定しました。大会総合テーマに即した公開シンポジウム、5つのサブテーマに即した全体会議、そして日本の宗教と宗教研究を巡る特別全体会議が開催されます。
これらの全体会議は、すべて英語を基調として行われますが、日本語との同時通訳がつきます。
この他にも、正規のプログラム以外にさまざまな企画が進行中です。確定次第、随時掲載していく予定です。




3月24日(木)13:30〜17:30

1.公開シンポジウム「宗教と文明間の対話」

パネリスト(アルファベット順、以下同様):

「対話的文明に向けて 公的知識人としての宗教指導者」
杜 維明(ハーヴァード大学イェンチン研究所長、米国)


「宗教と文明間の対話 ブラジルの挑戦」
マリア=クララ・ルシェッティ=ビンジェメール(リオ・デ・ジャネイロ・カトリック大学、ブラジル)


「宗教と文明間の対話 理解の文化を築くこと」
ハンス・ファン・ヒンケル(国連大学(本部)学長、日本)


「民衆の宗教理解」
小田 淑子(関西大学)


司会:

島薗 進(東京大学)

※このシンポジウムは、一般の方の来聴を歓迎いたします。来聴を希望される場合はこちらをクリックしてください。


3月25日(金)9:00〜10:30
2.全体会議(1) 「戦争と平和、その宗教的要因」

基調講演:

宗教戦争、テロリズム、そして平和
マーク・ユルゲンスマイヤー(カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校、米国)


指定質問者:
ヘリー・テル・ハール(ハーグ社会科学研究所、オランダ)
渡邉 学(南山大学)
司会:
ロザリンド・ハケット(テネシー大学、米国)

〔3月26日(土)9:00〜10:30
3.全体会議(2) 「技術・生命・死」

基調講演:

「戦争とヘルスケアにおける神経政治(ニューロポリティクス)」
イブラヒム・ムーサ(デューク大学、米国)


指定質問者:

岡野 治子(清泉女子大学)
ウィリアム・ラフルール(ペンシルヴァニア大学、米国)
司会:
花岡 永子(奈良産業大学)

3月27日(日)9:00〜12:00

4.特別全体会議「日本の宗教と宗教研究」

基調講演:

「現代日本の宗教界からみた憲法改訂の意義」
ヘレン・ハーデカー(ハーヴァード大学、米国)


「近代ナショナリズムと仏教」
末木 文美士(東京大学)


近代日本における宗教と国家」
安丸 良夫(一橋大学)


指定質問者:

林 淳(愛知学院大学)
司会:
ポール・スワンソン(南山大学)


3月28日(月)9:00〜10:30〕
5.全体会議(3) 「普遍主義的宗教と地域文化」

基調講演:

「グローバルな宗教復興を説明すること エジプトの事例」
タラル・アサド(ニューヨーク市立大学、米国)


指定質問者:

ヴァスーダ・ナラヤナン(フロリダ大学、米国)
パブロ・ライト(ブエノス・アイレス大学、アルゼンチン)
司会:
プラタップ・クマール(クワズル-ナタル大学、ダーバン、南アフリカ)

〔3月29日(火)9:00〜10:30〕
6.全体会議(4) 「境界と差別」

基調講演:

「流動的な境界、制度的隔離、仏教の性的寛容」
スワンナー・サターアナン(チュラーロンコーン大学、タイ)


指定質問者:

アーシュラ・キング(ブリストル大学、英国)
田中 雅一(京都大学)
司会:
川橋 範子(名古屋工業大学)

〔3月30日(水)9:00〜10:30〕
7.全体会議(5)「宗教研究の方法と宗教理論」

基調講演:

「方法なき理論の価値について」
増澤知子(ミシガン大学、米国)


指定質問者:

鄭 鎮弘(翰林大学校、韓国)
シルビア・マルコス(モレロス州自治大学、メキシコ)
司会:
アルミン・ギアーツ(オールフス大学、デンマーク)