概要

各種活動

臨床倫理プロジェクトの研究成果を社会に還元する活動に力を入れています。社会還元は同時に、研究成果が臨床現場において実際に有効かどうかを確認し、さらに改善しようとする実践的研究でもあります。

東京大学文学部・大学院人文社会系研究科での教育活動

死生学・応用倫理センターは部局横断型《死生学・応用倫理教育プログラム》を提供しています。これは全学に開かれたものであり、一定の単位を取得すると卒業時に修了証が交付されます。本講座教員は「死生学概論」、「応用倫理概論」を含め、本プログラムが提供する科目を数多く担当してきました

《医療・介護従事者のための死生学》基礎コース

臨床現場で働く方たちが死生についてどのように理解し、どのように医療とケアに活かしていくかを研鑽していただくための活動です。毎年、各種講義と演習で構成する夏季セミナーとレポート書き方セミナー、およびエンドオブライフ・ケアをテーマとする春季シンポジウムなどを行っています。
さらに、本コースの単位として認定する研究会・講演会があります。受講者は所定の単位を取得し、修了レポートを提出すると、審査を経て修了が認定されます。2021 年度末の春季シンポジウムは「呼吸不全の在宅緩和医療とACPの役割」というテーマでハイブリッド開催し、900名を超える方々に参加申し込みをいただきました。

詳細は こちら

臨床死生学・倫理学研究会

水曜日夜に、年10回程度開催しています。死生の問題に関わる分野の方に発表をしていただき、参加者がディスカッションする研究会です。2021年度はコロナ禍のなか、オンラインで10回開催し、延べ4,000名ほどの方々にご参加いただきました。2022年度もオンライン開催を継続します。第一線の臨床家や研究者の講演の他、死生に関わる市民の活動、若手研究者の意欲的な研究など、さまざまな場面からテーマを選んでいます。

2021年度のテーマと講演者
4 月 21 日(水) 「“ 役に立つ ” とはどういうことか ― 超高齢社会の〈老い方〉を考える」
  森下直貴(老成学研究所 所長/浜松医科大学名誉教授)
5 月 12 日(水) 「コロナ禍の日本人論」
竹内整一(東京大学名誉教授)
5 月 26 日(水) 「口腔医学が拡げる医療の幅 ― 臨床死生学・倫理学との接点」
曽我 賢彦(岡山大学病院 医療支援歯科治療部 部長・准教授)
6 月 9 日(水) 「コロナ禍における看取り ― 「ホームホスピスかあさんの家」にて」
市原 美穂(認定特定非営利活動法人ホームホスピス宮崎 理事長)
6 月 23 日(水) 「生と死のグラデーション ― 死生観の再構築」
広井 良典(京都大学こころの未来研究センター 教授)
10 月 13 日(水) 「広々と気持ちよく出すことを叶える「うんこ文化」学の創成」
榊原 千秋(一般社団法人 日本うんこ文化学会 代表理事)
10 月 27 日(水) 「選択される命 ― 出生をめぐる民俗」
鈴木 由利子 (宮城学院女子大学 非常勤講師)
11 月 17 日(水) 「コロナ禍におけるニューヨークの医療現場での ACP の役割」
百武 美沙 (慶應義塾大学医学部・医学教育統轄センター 助教)
12 月 8 日(水) 「人生における取捨選択 ― 在宅と救急の現場から」
井上 淑恵(悠翔会在宅クリニック品川・藤沢市民病院救命救急センター 医師)
12 月 22 日(水) 「尊厳を思想史から考える」
小島 毅(東京大学大学院人文社会系研究科 次世代人文学開発センター 教授)

詳細は こちら